残月録

残月がやがて消えていく間にも、私の日常生活の中に何か一瞬の輝きを求めて写真を撮っています.

令和3年桜の見納め

2021-04-13 12:16:10 | 日記










この年になると花をみるといつも
唐の詩人の漢詩の一部を
思い出す。

「年年歳歳花相似たり
 歳歳年年人同じからず」か!

「酒なくて 何の己が桜かな」と
うそぶいて深酒した頃がなつかしい。


令和3年桜

2021-04-11 12:08:26 | 日記








大阪はコロナ感染者が900人代になり
不要不急の外出が禁じられたため
毎年行っているところにも行けず
更に今年の桜は例年よりも
早く咲き早く散ったような気がします。


西行が最後に見た花(1)

2021-04-04 13:19:31 | 日記
「願わくは花の下にて春しなむ
その如月の望月のころ」
        西行

と詠んだ西行。
春を告げる桜、その時期に死を
望む西行。実際に西行は
釈尊様が入滅した同じ如月に
人生の終焉を迎えている。
北面の武士の地位を捨て
止める我が子を蹴落としてまで
出家し以後、僧侶として、歌人として
諸国を遍歴した西行。
終の棲家となった西行の庵から見た桜は
どんなのだっただろう?


大阪富田林市の辺境にある弘川寺の敷地内に西行の庵があります。
いわゆる山寺です。


 弘川寺本堂




  境内


本堂の脇道から少し坂を上ると
西行の庵が見えてきます。


西行の終の棲家、西行の庵です。


境内を見下ろしたところにあります。


縁側から見た景色。

次回は西行が見ただろうと思われる
桜の写真を出します。