「願わくは花の下にて春しなむ
その如月の望月のころ」
西行
と詠んだ西行。
春を告げる桜、その時期に死を
望む西行。実際に西行は
釈尊様が入滅した同じ如月に
人生の終焉を迎えている。
北面の武士の地位を捨て
止める我が子を蹴落としてまで
出家し以後、僧侶として、歌人として
諸国を遍歴した西行。
終の棲家となった西行の庵から見た桜は
どんなのだっただろう?
大阪富田林市の辺境にある弘川寺の敷地内に西行の庵があります。
いわゆる山寺です。
弘川寺本堂
境内
本堂の脇道から少し坂を上ると
西行の庵が見えてきます。
西行の終の棲家、西行の庵です。
境内を見下ろしたところにあります。
縁側から見た景色。
次回は西行が見ただろうと思われる
桜の写真を出します。