方向音痴大賞

●まず、６月１９日（月）赤坂弾き語りライヴへのご予約、そして「UNPLUGGEDⅡ」へのオーダーに感謝です。いっそう気合も入ります。まだ曲目も決まってないけれど。
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　雨もやや落ち着き、自転車に乗るのが心地良くなってきた。たまに知らない道に入ってみるのもいい。それだけで新鮮なものだ。僕は方向音痴であるから、ちょっと道をそれただけでそれはそれは新鮮でお得なのだ。よく知った場所でも、目隠しして三回まわったらもう「ここはどこですか？」だ。

　僕が歩く反対を行けば目的地に辿り着ける、という話も出たことがある逆コンパス男。道や土地を覚える感覚の欠如＋時々頭がエアポケットに入っている＝周囲からは「車の免許は取らないほうがいい」と言われて現在に至る。だから僕の指定席は必ず助手席で、好きな曲をかけてタバコをふかしているわけだ。男の友人が余裕な表情でハンドルを操っている横顔を見ると、「あ、ちょっとこいつ素敵かも」などという間違った方向な気持ちに一瞬なったりもする。

　何度か実家長野の道案内をしたけれど、車が通り過ぎる寸前に「あ、ここ右かも」「あ、通り過ぎちゃったハハハハハ」の連発だから、僕にナビゲイターを頼むのは命にかかわることなのかもしれない。歩きか自転車レベルの感覚しか体に無いんだからしょうがない。誰かに道の説明を受けている時、実はほとんどわかってない。ヒヒヒ。

　本拠地ブクロの東武デパートでは、入ったのと同じところから出れたことがない。昔、ブクロの近所の郵便局へ自転車で行く度に、毎回毎回ぐるぐるぐるぐる迷って辿り着いた。そして自転車を忘れて歩いて帰ってくる。ここまでいくとただのアルツハイマーですな、ははははは。

　でも、慣れ親しんだ赤坂のライヴ会場は地下鉄で一本だから、「たぶん」迷わない。