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「SKYE & GRYPHON for Cafe Apres-midi」(MUZAK)
選曲 橋本徹(SUBURBIA)
久し振りにお洒落なCDを購入。フリーソウル、ジャズ、ボッサ、ソフトロック、イージー・リスニング・・・裏ロック、裏名盤発掘、絶妙な選曲のお洒落さで人気のカフェ・アプレ・ミディシリーズの最近作。
20年前、英国のネオアコに影響を受けた19歳の僕らwebbは、そんな「ロックなセンスで聴く反ロックな音楽」が演りたくて、そんなレコードが欲しくて中古盤屋を歩き回った。作曲家バート・バカラック再評価も、まだごくごく一部の音楽好きの間だけの話だった。時は流れ、現在は選曲もアーティストも当時より数倍マニアックになって、あらゆるものがCDで手に入るようになった。
けれど、あの頃足にマメを作りながら探したものがどんどんCD化され、マニア度を増すにつれ、僕のそちらへの興味はなんとなく薄れていってしまった。勿論、僕の嗜好が変わっていったということも理由のひとつだけれど、どっぷりジャズでもない、ソウルでもない、ラテンでもない、イージー・リスニングでもないような、微妙なセンをつく「こんなサウンドがあったらいいなぁ・・」という夢想が現実化されてしまって、興味が薄れてしまったのかもしれない。「ラウンジ」なんていう名称も生まれた。
ちなみにイージー・リスニングで言えば、ポール・モーリアじゃなくて、バート・バカラックのイージー・リスニングが欲しかったのだ。こればっかりは言葉では上手く説明できないけれど、その線引きこそが、憧れた英国ミュージシャン達の「センス」だった。
久し振りにこの種のCDを購入したのは、このCDの制作者が、古い知人だということを知ったからである。
webbの発掘人~ソロになってからのマネージャーであるS氏の仲間であった、F氏のMUZAKというレーベルからの発売なのだ。当時、F氏にも可愛がってもらった。やわなサーフィン音楽というイメージしかなかったビーチ・ボーイズの深さ、バート・バカラック以外のイージー・リスニングやソフトロック、ジャズ、ラテン・・・。英国ミュージシャン達の「ネタ元」が解き明かされて、興奮した。高校を出て上京した最初の冬、財布も心も寒かった僕らに、「僕の地元の名物だよ」と、新宿で氏がご馳走してくれた熊本名物桂花ラーメンの味は忘れられない。麺が半ナマかと思った。
このCDは、60年代末期、米国のジャズ系のミュージシャン等によって創られたが短命に終わったレーベル「SKYE」「GRYPHON」からの絶妙なセレクション。TOYOTAのCMで使用されていた、愛するダスティ・スプリングフィールドのヴァージョンも人気の「Spooky」、バート・バカラックの「小さな願い」、ご存知「What's Goin' On」、webbのネーミングの由来となったジミー・ウェッブ「ビートでジャンプ」・・・など、ポップス、ソウルの名曲がジャズともソウルともスタンダードともつかない微妙なサジ加減で奏でられている。クールなイージー・リスニング集(なんだかラウンジって言葉使いたくない)。あの頃夢想した、「こんなサウンドがあったらいいなぁ・・」というサウンドが24曲ここにある。
興味のある方はこちらをどうぞ
http://www.muzak.co.jp/news.html#skye-hpmuzak
選曲 橋本徹(SUBURBIA)
久し振りにお洒落なCDを購入。フリーソウル、ジャズ、ボッサ、ソフトロック、イージー・リスニング・・・裏ロック、裏名盤発掘、絶妙な選曲のお洒落さで人気のカフェ・アプレ・ミディシリーズの最近作。
20年前、英国のネオアコに影響を受けた19歳の僕らwebbは、そんな「ロックなセンスで聴く反ロックな音楽」が演りたくて、そんなレコードが欲しくて中古盤屋を歩き回った。作曲家バート・バカラック再評価も、まだごくごく一部の音楽好きの間だけの話だった。時は流れ、現在は選曲もアーティストも当時より数倍マニアックになって、あらゆるものがCDで手に入るようになった。
けれど、あの頃足にマメを作りながら探したものがどんどんCD化され、マニア度を増すにつれ、僕のそちらへの興味はなんとなく薄れていってしまった。勿論、僕の嗜好が変わっていったということも理由のひとつだけれど、どっぷりジャズでもない、ソウルでもない、ラテンでもない、イージー・リスニングでもないような、微妙なセンをつく「こんなサウンドがあったらいいなぁ・・」という夢想が現実化されてしまって、興味が薄れてしまったのかもしれない。「ラウンジ」なんていう名称も生まれた。
ちなみにイージー・リスニングで言えば、ポール・モーリアじゃなくて、バート・バカラックのイージー・リスニングが欲しかったのだ。こればっかりは言葉では上手く説明できないけれど、その線引きこそが、憧れた英国ミュージシャン達の「センス」だった。
久し振りにこの種のCDを購入したのは、このCDの制作者が、古い知人だということを知ったからである。
webbの発掘人~ソロになってからのマネージャーであるS氏の仲間であった、F氏のMUZAKというレーベルからの発売なのだ。当時、F氏にも可愛がってもらった。やわなサーフィン音楽というイメージしかなかったビーチ・ボーイズの深さ、バート・バカラック以外のイージー・リスニングやソフトロック、ジャズ、ラテン・・・。英国ミュージシャン達の「ネタ元」が解き明かされて、興奮した。高校を出て上京した最初の冬、財布も心も寒かった僕らに、「僕の地元の名物だよ」と、新宿で氏がご馳走してくれた熊本名物桂花ラーメンの味は忘れられない。麺が半ナマかと思った。
このCDは、60年代末期、米国のジャズ系のミュージシャン等によって創られたが短命に終わったレーベル「SKYE」「GRYPHON」からの絶妙なセレクション。TOYOTAのCMで使用されていた、愛するダスティ・スプリングフィールドのヴァージョンも人気の「Spooky」、バート・バカラックの「小さな願い」、ご存知「What's Goin' On」、webbのネーミングの由来となったジミー・ウェッブ「ビートでジャンプ」・・・など、ポップス、ソウルの名曲がジャズともソウルともスタンダードともつかない微妙なサジ加減で奏でられている。クールなイージー・リスニング集(なんだかラウンジって言葉使いたくない)。あの頃夢想した、「こんなサウンドがあったらいいなぁ・・」というサウンドが24曲ここにある。
興味のある方はこちらをどうぞ
http://www.muzak.co.jp/news.html#skye-hpmuzak
渋谷系うんぬんのことを主張したときの兄さんの嫌そうな顔、忘れません。
兄さんも、あこがれて追っかけてたんですね。
>夢想が現実化されてしまって、興味が薄れてしまった
ある種、流行るとしらけてしまう感があったのかもしれませんね。
しかし、やぱり青春は捨てきれない部分もあって。
兄さんの音楽も、兄さんがあこがれた音楽も、きっと私が求めてる部分は一緒でしょう。
微妙な絶妙感、要チェキですなぁ。
スノッブな音楽も文化も地方出身者の力が大きい気がするなぁ。僕も地方出だからね。