佛暦2560年 12月31日
パジャマ代わりのフリースを着込み、毛布と掛布団にしっかりと包まったその上から……ミシッ、と冷気の圧力を感じて目覚めたのが、五時半くらいのことであります。
「(あー、こりゃあ今季初のマイナスいったなあ……)」とか、思いながらアラームが鳴るまで今一度、安らかに寝直しました。
(^^)みんなおはよ。
モクモクと、水煙りが立ち昇り。
やはり、気温がマイナスに達すると、霜化粧にもキレが生まれるような感じであります。
もう、このところ毎日の事なので華麗にスルーしていたカルガモカポーの子作りですが……今朝はワタクシの眼前5メートルの位置で、おっ始めやがりまして御座います(笑)。
「あらあらあら!、まあまあまあ!、いやん、お盛んですわねー♡」
( • ̀ω•́ )と、ジョビコンヌお嬢様も申しております(嘘じゃ!)。
未だに残っていた赤い葉っぱにハッとします。
「ピツピツピツ…………ピツ……ピツピツ…………」
これまた今日に始まった事ではありませんが、私がこの川っペリにいる間、私の後ろからおそらくはジロ吉くん(ホウジロ)の地鳴きがよく聞こえてきます。
「(どこかな……)」と、思って振り向くと地鳴きはピタリと止み、ジロ吉の姿もどこにも見当たりません。
ま、何時もの事なので今朝もあまり気にしていなかったのですが……
「ピッ♪ピッ♪ピルリリ〜♪」
(ӦvӦ。)!!
どうやらマイナス気温が彼らのヤル気スイッチに触れたものか、ジロ吉くん達三羽が今朝は声高らかに歌い始めました。
寒さが増してくると本気を出して来るジロ吉くんの歌が、この身に染み入る今朝の川っペリは……「良いお年を」で、御座いまする。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝