佛暦2561年 4月30日
(・ω・)ノみんなおはよ。
夜明けと共にヒヨドリくんは、せっせと巣材集めのお仕事に精を出しています。
木の若芽はごちそうなのですね。
昨日は時折、突風が走り抜け、雷の爆音が轟いたりもしていましたが、ここにも小さな嵐の爪跡が残されていました。
若い人が嫌いだという言葉、努力・辛抱・根性はどこからきたのか。自然を相手にしているときには、人間は完全に努力・辛抱・根性になってきます。相手がだいたいどういうものか根本的にわからない。だから予定した通りにはならない。
(養老孟司 箸/自分は死なないと思っている人へ 知の毒 より)
昨日この一文を初めて読んだ時、私は横っ面をひっぱたかれたような思いがしました。
とかく今の世の人々には、老若男女を問わず、もちろんこの私をも含めて努力・辛抱・根性というものがとことん足りていない。
それもその筈、今の世の私たちは戦後から数十年に渡り、自然とガッツリ関わる事のない生活にドップリと浸っているのですから。
人間はある程度、努力・辛抱・根性というものが心に養われていないと、ほんのちょっとした困難や苦難に対して簡単にへこたれてしまいます。
まあ、いわゆる「根性なし」ということですね。
正直、私を含めて今の日本人はこの国をある意味で「根性なし」の楽園(笑)と化してしまっているのでしょうね。
但し、この楽園は地獄でもあります。
生ぬるく、息苦しく、甘ったれた優しさがつくり出した巧妙な地獄です。
とはいえ、このぬるい地獄から抜け出すことは割と簡単です。
何しろこの国には少し歩けば、まだまだそれなりに自然が残っているのですから。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝
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