佛暦2561年 8月24日
恣(ほしいまま)にふるまう人には、愛執が蔓草のようにはびこる。
林の中で猿が果実を探し求めるように、かれは(この世からかの世へと)あちこちにさまよう。
この邪悪なる妄執、世間に対する執着のなすがままである人は、もろもろの憂いが増大する。
────雨が降ったあとにはビーラナ草がはびこるように。
この世において如何ともし難いこの邪悪なる妄執に打ち克ったならば、憂いはその人から消え失せる。
────水の滴が蓮華から落ちるように。
(マールンキャ・プッタ長老//中村 元 訳/仏弟子の告白 より)
世の中は薄汚いものですが、それよりもまず先に自らの薄汚い心に打ち克たなくては、どうにもお話にならないものだと痛感する今朝の川っぺりです。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝
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