朝日と共にカルガモが二羽、飛んで行きます。
彼らが先日の子どもたちであるか否かは、もう残念ながら私には判断がつきません。
そんなことを思っていると。
突然、私から5mほど前方の水面に一匹のカナブンが飛び込みました。
まさか、自殺? ……というワケではないと思いますが、自ら水中に突っ込んだ彼は、なんとか生き延びようと必死に水面を叩き、もがいています。
やがて波間に漂う枯れ枝にしがみついた彼は。
どうやら九死に一生を拾いました。
そして今度はおよそ1kmほど前方にミサゴさんらしき鳥影を発見。
その彼の爪は、がっしりと大きなお魚さんを捕らえいました。
そしてお魚さんにしてみれば、残念ながら九死に一生を落としてしまったようです。
誰だって、本当は、一寸先に何があるものかわからないものです。
だからこそ。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝