佛歴2562年 12月18日
週に一度のお楽しみ。今日はこれで五回目となるコブチャ☆ツーリングに行って来ました。
──!!
「く! 喰われる!!(笑)」
「あーもう近過ぎ! ピント合わねー!」
という私の心の叫びは彼らに全く届いていないようですが、ともあれ二羽のトンビくんは入れ替わり立ち替わりしながら、私をまるかじりせんとする勢いでグイグイと押して参ります。
ちょー楽しいです。
やはりもう五回目ともなれば彼らだって馴れて当然……というか、最初の頃の遠慮ってものがもの凄い勢いで無くなっていましたね。
そして私の脳内では、なんとなくなうろ覚えな鷹匠の中途半端なイメージが炸裂していました。
「(も! もしかして、私が腕を差し出せばこの子らって、停まってくれるんじゃないかな……なら今度来る時は彼らの爪が食い込まないように腕をグルグル巻きに保護して……いやいや、なんかそういう専門の防具ってどこかで売ってるのか?……あ、鷹匠の公式な資格とかってあるの?)」
……等々と、到着早々一気に思考が飛躍しまくりの妄想スパイラルが止まらない私でした(笑)。
「……いや、ごめんごめん。気づいてはいたんだけど、ごめんね」
私がトンビくん達と遊びほうけている間、ずっと大人しく待っていてくれたカポーに、なんとなく謝りながら川辺に降りる、と。
「えっ、ちょ、おま!」
ぬーん!
なんだかカポーもまた、グイグイ、ググ、グイーッ! っと押しまくって参られました(笑)。
今日は寒風も強く、小雨もパラついています。
そんな中、まるで忠犬のようにジッと待っていてくれたカポーに、ああ、罪悪感が、ががが。
そして↑こちらは、おじいちゃんコブチャのアンヨなのですけれど、地面を踏みしめるこのアンヨが……プルプル、プルプルと震えています。
初めて出会った時からそうだったのですが、おそらくは老化から足腰がかなり弱っているように思われるのです。
そんなあれこれで著しく言語化が困難な気持ちが私の心を埋め尽くし、彼らとのかけがえのない一時を噛み締めながら過ごしました。
時折見え隠れしていたお天道様の光が途絶えると、それまでポツポツだった雨足が少し強くなってきました。
出来れば夕暮れまでは居たかったのですが、今日は早めに帰ることにします。
みんな
またね
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝