
佛歴2562年 11月25日


みんな

おはよ。

昨年よりも明らかに野鳥の数が減り、一昨日あたりから冷え込みも厳しくなった事もあって、今朝は人出も少なく、とても静かな川っぺりです(今朝はジョビ子さんもお出ましになられませんでした)。
そんな折り、およそ20羽前後のヒヨドリの群れが高圧線の辺りを旋回していました。
その高圧線の真ん中には先ほどからずっと、静かに、一羽の鳥影が佇んでいます。

どちらさんかな? と、気になってズームしてみました。

多分、ハヤブサです。
こんな早朝ではこのハヤブサさんが満腹していて獲物を襲わない、という可能性は低いと考えられます。
しかしヒヨドリの群れは恐れる事もなく2、3分もの間ハヤブサさんの頭上で旋回を続けていました。
そしてハヤブサさんもまたヒヨドリ達に関心を持つ様子もなく、やがて北東の空に向かって飛び立ちました。
素晴らしい加速であっという間に小さくなって行くハヤブサさん。
もちろん私の腕ではその勇姿をファインダーに納めることは叶いません。
ところでハヤブサという名前は、速い翼という、割とそのまんまの特徴からきているそうですが、その最速の翼で飛び去るハヤブサを、まるで追撃するかのようにヒヨドリ達も飛んで行きました。
当然追いつける訳もないのですが、果たしてヒヨドリ達とハヤブサさんの間に一体何があって、ヒヨドリ達やハヤブサさんは何を思っていたのか。
そんな、どうしたって分かる筈もない事を、つらつらと止め処なく妄想してしまう私であります。






生きとし生けるものが幸せでありますように。

230 拝