三寒四温とは言いますが、最近の早朝の冷え込みに限って言えば五寒五温と言いたくなるような川っぺりです。
ほんの十数分のご来光が終わり始め、この↓写真のシャッターを切った直後。
「「「ホ!ホ!ホケキョ!!!」」」
と、大音量で春告鳥、ウグイスのさえずりが私の後頭部に叩きつけられました。
ウグイスのさえずりは二種類あり「ホーホケキョ!」が縄張りの宣言であり、同時につがいのメスに対する安全性確保の合図だという通説があります。
そして「ケキョケキョケキョ!」というさえずりは、他の鳥に対する威嚇であるというのが有力な説だそうです。
とは言え、この時私の背後に陣取って居たウグイスくんの真意がどのようなものだったのかは……一応通説に乗っ取れば私に対する威嚇ではなさそうだと解釈出来そうですが、はてさて。
ウグイスは基本的に警戒心がとても強い鳥です。
それが例え背後とは言え、ウグイスくんが自主的に人間のすぐ傍にやってくるなんて事は、ちょっと考えられない事なのですが、ともあれ貴重な機会ではあります。
出来れば一枚撮らせ欲しい! という欲望に流されながら、そろり、そろりと振り返ると、およそ2m程先の枝に止まっていたウグイスくんは脱兎の勢いで飛び去ってしまいました。
おそらくは私が不用意にウグイスくん夫妻の巣に近づき過ぎていた事が、そもそもの発端ではないかと推測しますが、通説を信じれば「ケキョケキョケキョ」ではなく「ホケキョ!」であった事がイマイチ納得出来ません。
まあ、これ以上考えても正解になど絶対にたどり着けない事だけは確かなので、これからはウグイスくんの巣を脅かさないよう、せいぜい気をつけようと思います。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝
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