佛歴2562年 12月10日
今回はこれで四回目となるコブチャ☆ツーリングです。
ついでに本日はついに冬将軍もお出ましとなりましたので、対•冬将軍迎撃作戦が発動。
作戦遂行にあたって前回と同じ峠をイーグレット号(PCX)で突撃します。
前回は初めての知らない道という事もあって、紅葉を楽しみながらのノンビリ走行でした、が。
今回はかねてより準備していた各種冬将軍迎撃装備の性能テストもかねて、ちょっとだけスポーツ走行っぽく峠を攻めてみました。
あと、イーグレット号は「オフ車」(私の中では)なので↓こんな道もへっちゃらで攻められます(笑)。
あはー。ちょー楽しかった。
途中、ふらりと立ち寄ったホムセンで買い物のあと、普段は立ち寄らない売り場を見て歩いていると。
屋外売り場にて、ブ太い木の杭を見つけました。
特に必要などないのですが、何故か吸い寄せられるように手に取ります。
うむ。これは、強いですな。
確かにコイツなら、もし吸血鬼が現れたとしても何とかなりそうな気分になれます(笑)。
とまあ、こんな感じでいつも通りにあっちこっち寄り道をしながらも、無事コブチャ☆カポーのもとに到着しました、ら。
「──っとお!!」
現地に到着し、ケースからカメラを取り出してすぐのタイミングで。
トンビくんからの熱烈な歓迎、というかカツアゲ?(笑)を受けました。
いやはや、それにしてもなんでまたこんなにも懐かれたものやららら。
もうねそれは大きな声でピーヒャラ言いながら、私の頭上2、3mをクルクルと旋回しています。
ここまで喜ばれると、私もやっぱり嬉しくなってしまうのですが……
ずん!
ずずん!
ぬーん!
こ、これは前門のトンビくんに、後門のコブチャカポー……って、なにこの四面楚歌。
現地に到着早々、何故か私は鳥たちに取り囲まれて、追い詰められていました(笑)。
ま、平和なもんですね。
ふー
あー、よっこらせ。
てな感じでおじいちゃんコブチャが伸びをするように、翼をパタパター、って。
うん、本人的には軽くパタパタって感じなのかもしれませんが、すぐそばに居る私に届いていた風圧は「ブワッサ! ブワッサ!!」と、なかなか強烈なものがありました。
なんとなく「ウエスタン•ラリアット」という往年のプロレス技を彷彿させる迫力があります(笑)。
コブハクチョウは基本的に大人しく、ある程度は人に慣れている個体が多いと思われますけれど、この大きな身体を持ち上げて空を飛ぶ翼には、大変強い力が秘められています。
こちらが面白半分から迂闊なチョッカイをかけてしまい、もしもこのコブチャ•ラリアットを食らえば、とても只では済みそうもありません。
コブチャと仲良くする際には充分な注意と配慮が必要です。
ここにいるとほんとに、あっという間に時が過ぎて行きます。
ん?
会議中、でしょうか?。
詳しい内容は分かりませんが、何らかの合意に達した模様。
何か言いたげに、こちらににじり寄るカポー。
そして
何か一言呟いたようなおばあちゃんコブチャが、優しく、微笑んでいました。
みんな、またね。
川原から土手に上がり、もう一度コブチャたちの姿を探すと。
コブチャカポーとトンビくんによる夢の三者会談が実現されているかのような光景を目にし、なんだか胸の奥がほっこりせざるを得ませんでした。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝
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