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昨年11月に芸大美術館でみた明治工芸展の中に並河氏の作品が少しだけあったが、
これは並河氏がっつりである。
2年前に庭園美術館の改修が終わったのは知っていたが機会がなく、改修後は初めて。
ちなみに改修まえに行ったのは約30年 ....。
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どうです!? 魅惑されるでしょ。
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門扉。 庭園美術館といえばアール・デコ。
とうぜん、門からアール・デコだよ。
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道はゆるやかに左に曲がる。 左手の植え込み。
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道の終点の玄関ポーチ。
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向かって右の獅子は子供がいっしょ。
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左の獅子は玉を押さえている。
玉には透かしが入っていて、この写真ではよく判らないが、玉の中にはもうひとつ玉が入っている。
触ったら中の玉は動いた。
ちなみに獅子の向こうは庭園である。
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玄関入ると、ラリックのガラスレリーフ。
30年前に見たとき、レリーフにヒビが入っているのがすごく悲しかったのだが、
それは改修でどうなったか気になっていた。
何しろヒビを見たのが30年前。
残っているようにも見えるし、でも違うような気もするし。
ネットで調べたら、ヒビの入ったいきさつやら取り替えたいきさつがいっぱい見つかりました。
次に行ったら、もう一度よく見て、話も聞いてみよう。
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ラリックのガラスモチーフの足下のモザイク。 イイネ。
館内に入ったら、撮影禁止だったので、並河氏の作品については文字だけ。 すみません。
明治工芸展を見たので、並河氏の作品が小さいのは知っていたけれど、
やはり実物はとにかく細密。 きっと手にとって愛でるものなんだと思う。
でも、美術館でそうすることはできない。
それどころか、ケースにへばりつくな、と何度も注意される。
いやぁ、老眼には全くもってキツイ。 札のついた単眼鏡を首から下げている人が目につく。
それで、受付で単眼鏡の貸し出しについて問えば、
なんとメーカーのビクセンがスポンサーで無料で貸し出している。
単眼鏡を覗けばよく見えること! 単眼鏡なしにはムリです。
一番上に貼ったこの展覧会のリンクに、作品の写真があるので見てほしい。
面を埋める花鳥風月が可愛い。 レプリカが欲しいなぁ。
一番気に入ったのは、蝶と桜が散りばめられた緑の皿、桜蝶図平皿。
地のムラが質感の奥行きを出している。
線の細さ、蝶の翅の模様の細かさに吸い込まれそう。 美は細部に宿る、ってこのことかしら。
そして、この皿の裏側が素敵なんである。 銀線の渦巻きで埋められている。
展覧会に出されている下絵の中に、この緑の皿のピンクの色違いがあった。
実際に制作されたんだろうか?
海外に沢山輸出されたそうだから、ひょんなことでどこからか出てこないかなぁ。
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