山奥の家と一応関東平野の別宅を毎週往復している。山道のワインディングを下ったり上ったりしているんである。
どこに行くにも山道をぐねぐね運転しなければならない生活を20年以上続けているので、まあそれなりに慣れた。
その山道に、新緑の頃から紅葉が散るまではよそから遊びに来る車やバイクも走っている。流れを乱す運転で、有体にいえばイラッとくることもままあったりする。
1つは無理な追い越しをかけてくる車両。これは特にバイク。カーブの先が見通せないのに (追い越しのためのはみ出し禁止 の)黄色いセンターラインを越えて抜かしてくる。非常に危ない。
こちらがスピードを落としたとしても、もし対向車がいて衝突したらこちらももらってしまう可能性が高い。なんでああするかね!?
黄色いセンターラインを越えて追い越しにかかるのは絶対にやめましょう。
そして2つめ。今回 論じたいのはこちら。カーブの運転がなんちゅうかで、後続のわたしがどうしても追いついてしまう件。
どこで仕入れた方法か分からないが、カーブをやたらと回り込みたがるのだ。わざわざカーブに入るときに外側に行って、それから急にハンドルを切って黄色いセンターラインを越える。
そもそも元の道路のカーブがじゅうぶん急なんである。50km/h で走っていれば 40km/h くらいかもう少し下まで速度を落とさないと曲がれないカーブなんである。なるべくスピードを落とさず曲がろうと思えばハンドルを少しでも切らないようなルートを取るべきだ。
それを道路のカーブよりももっと曲がるコースを選ぶもんだから、やたらとスピードを落とさなければならなくなる。
レースのようにそこからの加速がぶっちぎりならまだしも、そこらの普通車で、アクセルをベタ踏みするわけでもなし、しかもだらだらと上る道だったりするもんだから、曲がった後の加速がいいわけない。
車間距離はちゃんと取りたいわたしでもどうしても追いついてしまう。煽るつもりはないんだけどねえ。
カーブが2次曲線ではないのは知っているのだが、そう仮定して試しに計算してみた。かなりゆるゆるですが、イメージが伝われば。
↓慣れぬエクセルで描いてみる。下から上へ進む右カーブのつもりです。
黄緑がセンターライン、青がわたしのとるライン(右まえタイヤ)、で、赤が件のライン(右まえタイヤ)。本当は赤のラインはもっと右に傾けて、カーブに入るまえはセンターラインをまたがせないように描きたかったのだが、わたしのスキルじゃムリです。
keisan 生活や実務に役立つ計算サイト 放物線の弓形 で計算してもらった。
センターラインを a=1, b=2 とすると、 L=2.95789 、
わたしのコースを a=0.5, b=2 とすると、 L=2.29558 、
件の車を a=2, b=1.8 とすると、 L=4.54494 。 そうとう長い。わたしの2倍弱。まあ目安なんですけどね。
そもそもとったコースの距離がわたしより長いんじゃスピードが同じでも時間がかかるだろう。それをわたしよりも遅いスピードで長い距離はしるのだから追いつくのは自明だ。
そんな運転ではタイヤやブレーキの減りもはげしいよ、きっと。
ああ知らないのね、と寛大な心で見守れればいいのだが、狭小ですみません。
とりあえずこれだけ。 黄色いセンターラインは越えない!!!
*越えていいケースもあります。道路交通法に従いましょう。
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