
2度目のビルボードライブ東京である。 ちなみに前回は エリカ・バドゥ。

東京ミッドタウンの地下鉄の出口がすでにお洒落だった。



建物4階に入口がある。


会場に入ってびっくり! ステージ向こうは窓だ。
前回きたときはカーテンがかかっていて見えなかったよ。
暮れ行く夕闇に高層ビルの窓明かり。
で、やっとライブについて。
ホセは去年ずいぶんポップな方向にシフトして度肝を抜かれたんであったが、また
ジャズの方に帰ってきた、という布陣。
今や毎晩のようにテレビで音を聞く(報道ステーションオープニング)
トランペット:黒田卓也 や ピアノ:大林武司 らに
ベース:ベン・ウィリアムス と ドラムス:ネイト・スミス を加え、これはずいぶん期待させる。
ホセの Black Magic (2010)で黒田卓也が起用されて 次作のライブ映像 では
ずいぶん楽しそうにやっているなぁ、と見ていたものだ。
今度はトロンボーンは来ないんだなぁ、コーリー・キング が吹いているのを見たかったなぁ、
とは思うものの、まあいつか機会があるかもしれない。
デビュー作 Dreamer10周年 というライブで、
当時の面子と全然違う彼らとどういう音を出すのだろうか?
ホセの生声は半端なかった。 とにかく美声。
声にいろいろな響きが豊かに含まれている、というのか。
Sampha や アウスゲイル とはちょっとタイプが違うけれど。
ホセの囁くような声はメロウだし、張り上げれば声量はすごい。
なるほど一度は R&B やりたくなるわね。
レコードの針飛びみたいなフレーズの中途での繰り返しが時々あった。
なんていうのか、剥き出しのいかにも傷つきやすそうな魂が見えるようだった。
歌うしかない、っていう人なんだ。
黒田卓也のトランペットはいい味を出していた。
ハイノートだけがラッパじゃないよね。
動画で見ていたときのように、
自分たちが音を出していないときホセと楽しそうに談笑していたよ。
大林武司のピアノもよかった。 よく気が利く、って感じ。
バンドの中の己の役割をよく分かって行動していたように見えた。
ほらホセ君、そろそろそのソロを切り上げてもいいんじゃないかい?
って誘ったりして。
ベン・ウィウィアムズのベースはバンドをよくまとめていた。
ホセのある意味 挑戦的なテンポにびくともしない、どころか余裕の包容力。
そしてわたしが一番びっくりしたのが実はネイト・スミスのドラムス。
タムが気持ちよかった。シンバルが華やかだった。
クリアなんだよ。ひと叩きですぐにグルーブが出る。
アップテンポもスローも気持ちがいい。
いやあ参った。
参考までに、この面子がいかにすごいかはビルボードライブ東京の ここ に。

ファーストステージ後。
あんなに熱いのをこのあともう一度できるのか!?
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