≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

ミニ・ベーグル

2007-02-28 10:40:03 | 朝の主食のパン (最近作っていません…)

ホシノ丹沢酵母が切れたので、クオカで買うついでに、
高橋雅子 『少しのイーストで ゆっくり発酵パン』 という本を買った。

本屋で買うわけではないので、まったく中身を知らずに買うことになる。
「少しのイースト」 というのは一体どのくらいなのか?

レシピでは、250gの粉に対して、ドライイーストは小さじ1/4になっていた。

ホシノの酵母を使う前のわたしのレシピは、
750gの粉に対して、ドライイーストは大さじ1弱 (4/5くらいかな?) なのだ。
本のレシピを3倍すると、750gの粉に対して、ドライイーストは小さじ3/4。
小さじ3=大さじ1 なので、
3×4/5 ÷ 3/4 = 1.6

わたしのレシピのほうが1.6倍イーストが多いということか。
これはやっぱり「少しのイースト」ですね。


それはさておき、この本、いろいろ参考になりました。
何しろ、とにかく我流で基本的なことをぜんぜん知らず、てきとうに本をあさっているだけだから、
けっこう基本的な技術も知らなかったりする。

ショコラシートの作り方が載っていて、やってみようと思いました。
だって、売っているのって、ソルビン酸とか入っていたりするし、なんだか高いし、
いかにも、って香りがついていたらいやだし、
使ってみよう、という気にさせられるものではなかったのだ。


ベーグルも載っていました。

どこかのブログでも見たことはあったのだが、
1次発酵をしないでいきなり成形する作り方があるらしい。
へえ!?
なんだかむらむらと作りたい気持ちが湧きあがってきた。

レシピによると、水分の少ない生地は材料を合わせたらいきなり捏ねないで、
しばらくなじませるそうだ。
これって、水餃子の皮の作り方と同じ!
ウー・ウェン 『北京の小麦粉料理』 ←グラフ社のほう。

発酵していない生地を成形するのは、なんとも不思議な感触。
これは、まるで、水餃子の皮の感触 …。
そりゃそうだ、粉対水の比率がだいたい同じなんだもの。


初めてくらいはちゃんとレシピどおりに作るべきだ、と思いつつ、
やっぱり素直にいうことを聞けない、わたしであった。

750gの粉で3日分だとすると、250gでは1日分にしかならない。
それに、250gの粉で3個のベーグル、というのでは、
うちの忙しい朝のテーブルに混乱をきたすのだ。

でも、750gもいっぺんに焼くのは無理だろう。
くっついてしまう。
それに、天板が正方形なので、天板に生地を並べるとき、2乗の数が都合がいい。
ということで、500gの粉で 2×3の2乗=18個 の、小さいベーグルを焼くことにした。
(天板は2枚ある。)
1日9個ね。

ずっと前、ベーグルを焼いたことはあったのだが、
そのときに使ったのが堀井和子のモントリオール風ベーグルのレシピ。
茹でる湯に、なんだかずいぶんたっぷりと蜂蜜を入れる。
これがもったいなくてねえ…。

高橋雅子のレシピも、茹でる湯に蜂蜜を入れるけど、
やっぱりもったいなくて、代わりに砂糖を入れました。
(蜂蜜と砂糖を、なぜこんな風に差別するのか?)


ということで、レシピの1/3の小さいベーグルを焼きました。
作り慣れないものを作るときには、けっこう頭 (算数) を使います。

それで、今朝食べた味は、
うーん、ちょっと甘い。
塩は減らしたのに蜂蜜はレシピどおりのせいもあるか。
本にあるとおり、みっちりずっしりと焼きあがりました。
次は蜂蜜も減らして作ってみよう。

これで冷凍庫に5日分のパンが入った。
一安心。 ほっ。




これは、近所の梅。
2月16日のと同じ木です。
いい香りです。 昨日撮影。



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2 コメント

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発酵時間 (oki)
2007-02-28 22:54:36
先日いただいたメッセージの中に、じっくりイーストを発酵させれば香りの良いパンができる、とあって、何のこと??と思っていたのですが、なるほど、イーストの量を減らしてその分発酵時間を長くするということだったのですね!
 
そうすれば確かにあのイースト独特の匂いも気にならなくなるし、イーストの節約(結構ばかにならない)
にもなるし、夜の間に発酵させて朝いちで成型できる
、良いこと尽くしのような気がしてきました。

高橋雅子さんの本、よさそうですね。
表紙にそそられます。 私も買おうかな~。
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ようこそ (斑入り山吹)
2007-03-01 11:53:18
okiさん、こんにちは。

発酵時間を長くする一番のポイントは、ずばり 温度 です。
バターが融けないようにあまり暖かくせず、リッチな生地で時間をかけて発酵させるパンも何種類かあります。

いやあ、パンって奥が深い。
面白いです。 (ずいぶん偉そう!?)
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