栗原はるみ 『食べたいときにすぐできる 栗原さんちのおやつの本』 に載っている、
スイートポテトタルトのレシピ。
サツマイモのお菓子って意外と難しいと思う。
サツマイモの甘さがけっこう困る。
甘いんだけれど、お菓子ほど甘くないから、お菓子にするなら甘さを足さなければならない。
だからたいていサツマイモを潰して甘さを足す。
かたまりでおいしく食べられるレシピってないなぁ、と思っていたのだが、
この栗原氏のレシピは当たりだ!
この本は結婚してすぐ買ったから、まだまだ料理もお菓子作りも初心者の頃。
栗原氏もメジャーになり始めた頃で、コンセプトがぴったり合ったんだと思う。
この本を楽しく読んだわりに、作ったものは 「イチゴのフローズンヨーグルト」 ばかりだったりするのだが、でも
キリのよい材料、少ない手順、ハッとするおいしさ、と栗原氏のきらりと光るものを感じた。
その後、お菓子作りはもうちょっと基本的なレシピやらのほうを作るようになって、
栗原氏からは料理もお菓子も離れるようになったが、
上記のような理由で、サツマイモの甘さを生かしたレシピって、そういえばなかったっけ?
と思いを巡らせて、この本に帰ってきたわけだ。
このレシピの特徴は、大きく切ったサツマイモ (本の写真ではもっとでかかった!)、
あとソースにショウガの搾り汁が入っていること。
サツマイモと生姜がこんなに相性がいいとは思いもよらなかった。
こういうセンスが、栗原氏の持ち味だよなぁ。
そういえば、チンして潰したサツマイモにヨーグルトとディルをかける、というサラダのレシピもあったな。
それもひと頃よく作ったものだった。
まさかサツマイモにヨーグルトにさらにディルとは!
上の写真を見るとどうも具が少なく見えるが、本当はこのレシピでは型がもう一回り小さいから。
型に合わせてフィリングを1.5倍する、というやり方もなくはなかったが、
そもそものレシピのキリがよいもので、1.5倍すると卵が1.5個、とかになっちゃうので、そのまま焼いてしまった。
でもこんな風に縁のタルト生地がたくさん残ってこんがり焼けている部分があるのも、
おいしかったよ!
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