震災の年の今日、塩釜で美しい夕暮れを見た。
↑2011年11月29日 しおがまみなと復興市場
当時、マリンゲート塩釜の隣に、仮設商店街があった。
震災時、津波が襲った塩釜。
海水が乗りあがって来たかと思うと、あれよあれよと押し寄せる。
車や大きなコンテナも流され、ぶつかりながら漂う。
建物の一階は水の中。
庇のすぐ下は、水と漂流物という有様だった。
(参考:塩釜市震災関連情報/動画サイト「塩釜港の津波」)
数か月後、踏ん張り、集まって商いを再開。
その仮設商店街も、2015年には閉鎖し解体。
今ここは駐車場となり、脇には、近隣施設の上階を繋ぐ遊歩道が出来た。
「マリンデッキ塩釜」と名付けられ、津波避難を兼ね備えている。
十数件の仮設商店街の人々は、移転再開したり未定だったり様々。
本当は肩を寄せ合って、揃って再建したかったろうに。
厳しい被災後の暮らしは今も続いている。