暑けくに汗かきなげ、吹き流しくぐりて甲夜見歩く。
きよ かぜやわら きょうぜん こ ひら
「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き、
はいご こう かお
蘭は珮後の香を薫らす。」
令和元年らしく、年号出典の梅花の歌序文に因んだ飾りあり。
縁起良く松竹梅の紋様。
始りは清涼殿での乞巧奠の宴。
今では庶民の楽しみであり、華麗な飾りで町を賑わす七夕祭りとなって受け継がれる。
(続日本紀や雲図抄に記録がある。参考:戸田市立図書館『古事類苑の引き方』/有識文化研究所『伝統の年中行事』)