9年前の4月2日、長町から愛宕橋付近を回り、仙台駅へと歩く。
震災の影響で、長町3丁目付近の道路もでこぼこに傷んでいた。
大年寺山にある無尽灯廟(伊達家墓所)は、石灯籠がことごとく倒れている。
海への遠望も、震災前に見た風景とは違う。
(2011年2月の景色:海辺に濃い緑の帯。)
かつて、沿岸には松がびっしりだった。
濃い緑の手前に白っぽく連なる家々が見えていたが、震災後は失われた。
仙台駅は、修繕のためにシートで覆われていた。
思えば、震災当日からこの頃も、余震が絶えない日々であった。
乗り物の上で暮らしているようだったと、思い出す。