十年前の今日、万石浦を眺めつつ、湾岸の道を通っていた。
万石浦の東側は針浜で、丘陵地の間に道がある。
この辺りの丘陵地は、あちこちが遺跡。
館崎館跡から少し南側で、紅い鳥居が見えた。
(2009年6月3日撮影:女川町針浜)
段の上で狛犬が左右に並び、中央に石像、奥に祠がある。
詳細が分からないのだが、針浜不動尊(はりのはまふどうそん)というらしい。
震災後には、変わっている。
鳥居や囲いなどが新しくなり、段が増えて位置が高くなった。
敷地は広くなったが、祠がなくなっている。
いつ誰が直したものか、調べても記録が見当たらない。
もともと、由来も不明な不動尊だった。
だが、古い石仏のようなので気になる。
言い伝えでもあれば、知りたいものだ。