福井の国指定の伝統的工芸品の一つ「若狭めのう細工」が危機的状況にある。
現役の職人が急死し実働の職人は二人に。
確かに時代には流れがあり需要と供給がズレることもある。
ただ、技術の使い方を正しい方向に導けばいいだけで
その地に根付いた300年も続く技術を無くすのは勿体ないの一言では片付けられない。
なぜなら、歴史というのはお金で買えないものである。
どれだけの大富豪でも買えないのである。
それだけ歴史というのは価値があって存続すべき尊い存在だと思う。
富豪は何回も破綻してやり直してきたという話しを聞く。
伝統技術は一回失われると二度と復活しない。
マニュアルでは継承できないものであり、
体験しないと身に付かないからである。
僕たちができることは伝統をそのまま継続することは
市場の傾向から無理である。
技術を使った新しいものづくり
職人が食えて憧れるような存在にすること。
トキのように人工的に繁殖はできない。
僕たちのチャレンジは先人たちの思いを継続すべく
先祖を敬うように継続しないといけない。
絶対に死守する。たくさんの応援者がいる。
300年 何万人の先祖のためにも必ず実行する!
眼鏡組合の集会で講演がありました。
コンセプトは本来そこにあるもので作り出すものではない。
一つものに対しできるだけ多くのチャンネルを持つ。
いろんなデザイナーさんのお話しを聞いたことをまとめると、、、
【良いデザインとは?】
極力無駄を削ぎ落としストーリーがたくさん詰まっているもの。
カッコイイのでなく便利なもの、実用的なもの、問題を解決するもの。
【ブランディングとは】
らしさ。
コンセプトに基づいた活動そのもの。
ジワジワとあげていくもの。
結局は日本人本来の質素で多機能で長く使えるもの。
より古来まで遡った伝統工芸品に行きつくのではないだろうか。
千利休の茶具が究極のデザインだというデザイナーもいた。
きっとそういうことなんだろう。
あとはモノが溢れているので情報の魅せ方が大事。
パッケージやWEB、宣伝ツールなど。
5月31日福井FBC「ふれあい若狭」に出演致しました!
福井西武さんにある「エリアモード」で話しました。
「福井にある素晴らしい伝統の新しい見せ方、生活に気軽に使える伝統」
をモットーにしています。
まず、知ってもらうこと、使わないとわからない。
知らない事ことは、買う意欲から真逆にある。
みなさんは必要に迫られるモノ以外を買う時はどういう基準で買いますか?
ブランド、CM、雑誌、口コミなどだと思います。
すでに全く無名なものは選択肢にないですよね?
まず「知ってもらう事」これからの伝統工芸に必要ではないでしょうか。