福井7人の工芸サムライ

福井県にある国指定7つの伝統的工芸品の職人やモノづくりや産地、福井にまつわる事がらをご紹介します。

日本海スタイル

2017-10-04 23:26:45 | 福井7人の工芸サムライ

好物の梨を食べたらお腹を壊しました。

 

10月3日の福井新聞さんに掲載されました。

お題は日本海スタイルの特集記事1回目。

 

 

日本海側は朝鮮半島から近いため文化の窓口になっていました。

1500年前というと古墳時代

その時代から越前漆器、越前和紙の伝統は脈々と継承されています。

 

日本海側の四季ははっきりしています。

冬は雪が降り、夏は湿気があり蒸し暑いです。

湿度が高く、降水も多いので水源も豊かです。

綺麗な水が必要な米、酒、水産物など食べ物も豊富です。

 

食べ物が美味しく

湿気が多いので肌が乾燥しにくく

曇りや天気が悪い日が多いので日照時間が少ないです。

色白で肌が細やかになりやすい風土なので

美人が多いと言われるのがそのせいだと勝手に思っております。笑

あ、あと温泉が多いのも。。

 

話はそれましたが、日本海側10社の新聞が共同し

日本海スタイル」という特集を始めました。

経済の中心は今もこれからも太平洋側だと思いますが

日本海側は心が豊かになるエリアだと思います。

モノづくり、人づくり、文化づくりにはいい環境です。

この企画を通じて日本海側の良さを知ってもらいたいですね。

 

これからはインターネットで遠隔で仕事ができるので

生活は日本海側でサテライトオフィスがもっと増えるといいですね。


カバンと財布。

2017-10-01 17:09:33 | ブログ

半袖か長袖を着るか迷う日々が続きますね。

 

さて、以前「鞄の産地豊岡」に行ったときのこと。

 

民間、行政の方々が揃って

「これから財布の生産に力を入れていきたい」と口にしていました。

 

(ん?そもそも財布ってカバンと違うんだ。。。)という強い印象を受けました。

 

 

PORTERに行ったらカバンと財布も置いてあるし

見た目も「大きい、小さい」の違いくらいだと思っていました。

 

ものづくりに携わっている人間として振り返ってみたら

商品の大きさが違えば機械も工程も違う。

物理的な加工範囲の大きさがあったことを思い出しました。

 

例えば「めがね」の製造機械に「30cmほどの長い靴べら」が作れませんでした。

メガネなんて16cmもあれば十分な大きさなわけでそれ以上の大きいものを作るには設備投資しないと作れませんでした。

 

なるほど。。。 

しかし、今までの技術を「大きいものに転用するか小さいものに転用するか」

これは新しい市場開拓になりますね。

 

ものづくりのノウハウがあるので比較的取り組みやすいだろうな。

メガネはどうだろう、、メガネの大きいのは必要ないですね。笑