野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

初秋に咲く花ー薬用植物園

2017-09-26 18:32:19 | 散歩

 どうやら残暑も一区切りついたようで、休日のポタリングが楽しめる季節になった。

ポタリングという言葉を聞きなれない方には、こんな説明でどうだろう。

ーputter『ぶらつく』という言葉とcyclingを組み合わせた造語で、

 簡単に言えば自転車に乗った散歩のようなもの。

 ポタリングが散歩より優れている(私にとっては)点は当然ながら行動半径が格段に

広がることだ。私の場合は2,3時間ポタるのが普通なので、半径10km位の範囲は

余裕で走り回れる。また自転車を一種装甲として纏うことで、普段とはちょっと違った視点を

持てて他人事のように世間を眺めることが出来るような気がする。

 そこに居るようでいて居ない私は、「路上の神の視点」を持って、ほくそ笑みながら

 時にはしたり顔で有象無象の傍らを通り過ぎていくのだ。

 

>本題へ

 さて節季は秋分。彼岸花をあちこちで見かけるようになった。

 

 突然地中から花茎を伸ばし、真紅の花を咲かすことから、幽霊花、死人花などの

妖しく不吉な名前を付けられてはいる。が一方では、極楽花とか天蓋花などの言葉もある。

 さらには山口百恵の歌のタイトルにもなった曼珠沙華という言葉は、釈迦が悟りを

開いたときに天から降ってきた赤い花を表すという。

 

 昔は赤い花しか見られなかったが、最近は色変わりのヒガンバナを

庭先で見かけることも多い。

 白花曼珠沙華とはいっても色はクリームイエローといったところか

 

 

 秋を代表するススキの根元に咲くのはナンバンギセル。一年草の寄生植物。寄生するのはススキだけ

ではない。イネ科の植物や、ミョウガ、ギボウシなどにも寄生する。

別名の思い草はなかなか風情のある名だ。

 

 動物の名を与えられた花たちを紹介しよう

 マメ科のタヌキマメは平地から丘陵部までの湿地帯に多い。毛の密生した

萼がタヌキの名のついた由来か

 

 ネコノヒゲはインドやマレー半島が原産。葉には血圧を下げる薬効があり

クミスクチン茶という名で健康茶として出回っている。

 それにしても長い蕊を猫の髭と見立てのは素晴らしい。

 

 ノゲイトウ(野頭)はもともとはインド原産だが、各地で帰化植物として自生している。

 

 カリガネソウ(雁がね草)。長い蕊を頸、花弁を二つの羽根とみて雁の名をつけたのだろうが、

ちょっと無理があるように思える。

 

 ウオトリギ(取木)は台湾、中国、朝鮮半島に分布する花。シナノキ科に属し

別名エノキウツギとも呼ばれる。花も実も美しい。

 

 こちらは虫の名を持つ花。スズムシバナ

 

 赤花のゲンノショウコは薬草としても名高い。

 

 キク科のシオン(紫苑)。同じキク科のキオン(黄苑)とは名は似ているが別の花。

 

 

 サンショウ

 

 ラシャガキは欧州原産の栽培種。毛織物のラシャを毛羽立たせるのに用いられたという。

見た目はたわしのような植物。

 

 パッシフロラというトケイソウの仲間

 

2015年に中国で初のノーベル医学賞を受賞した屠氏が抗マラリア薬で研究したのはこの花。

和名はクソニンジンと悲しい名を持っているが、立派な薬草として人間に役立った。

 

 

 ゴジカ(午時花)はアオギリ科の花。熱帯アジア原産で名は正午ごろに花を咲かすことから。

 

 綿の花と実

 

 

  古代米を3つ。紫米と緑米と赤米

 

 

 

金平糖のようなカンレンボクの実。中国原産で漢名は喜樹。抗がん剤の原料となるらしい。

 

 色鮮やかなコムラサキシキブの実

 

最後は行ってしまった夏の暑さが結実したかのような唐辛子の真紅の実

 

この辺で。