野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

富士山を見たくなって陣馬山に登る

2017-11-15 06:14:35 | ハイキング

 もう暦は立冬に入って第二候「地始凍」ちはじめてこおるーになった。

家の周りの木々も次第に色変わりし始めている。休日の朝、

 天気が良いので急に山に登りたくなった。最近は膝の調子が思わしくないので

山行は上り下り含めて4時間程度に決めている。陣馬山なら手頃だろう。

この時期ある程度紅葉が進んでいて富士山も見られる。

 

 登山口から大した時間もかからず頂上手前まで来た。

 手軽なこの山は景信山や城山、健脚向きには高尾山までの縦走路としてもよく登られている。アクセスも良いので

山ガールもよく見かける。挨拶を交わしただけでこちらも若返った気になるからちょっと得した気分だ。

 

 頂上付近は標高800mを超えるのでちょうど紅葉が見ごろを迎えていた。

 

 

 

 足元の輝く黄葉はコアジサイ

 

 色とりどりの紅葉が続く

 

 

 

 頂上にはおなじみの白馬のオブジェがでんと鎮座している。初めて登った時には何だこれと思ったのだが、

何回か登ってみるたびに、「これもありかな」とか「結構いいんじゃない!」とか思うようになってきた。

 

 陣馬山の名の由来は茅を刈った茅場から「ちば」、「じんば」となまった説や、武田勢が陣を張ったので陣場となった

など複数の説があるのだという。東京と神奈川の県境にあり、標高は854m。

 この白馬のオブジェは」1960年代に京王電鉄が観光のため設置したもの。

 

 頂上に3つある茶屋の一つで味噌田楽を頂く。手前みそだと主人が自慢する味噌だれは

甘辛くて美味しい。この日は平日だったにもかかわらず三つの茶屋がすべて営業していた。

 

 茶屋の向こうには富士山が望める。

 

7合目付近まで雪化粧した富士山。

 

 

 この日は風もなく、ポカポカと冬日が差す小春日和の日だった。

 

 

 

 日差しが良く当たるせいか、まだ山野草が咲き残っていた。

ヤクシソウ

 

ウツボグサ

 

 そしてひそかに期待していたセンブリ

 

 

 

 まさか陣馬山で見られるとは思っていなかったリンドウ

 やはり山野草の一年のシメはセンブリとリンドウに限る。

 更にうれしいことに11月中旬のこの時期に見られるとは夢にも思わなかった

 アサギマダラ

 

 

 おまけは茶屋の主人に教わった狂い咲きのヒゴスミレと

 

 登山口付近の八王子恩方地区の郵便局

 今日はこの辺で。