野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

海と鳥を見に葛西臨海公園へ

2017-12-15 07:27:25 | 公園

 今年もあと2週間足らず待ちゆく人も忙しくなってきた。

今日は節季でいうと大雪(たいせつ)の第二候熊蟄穴(くまあなにちつす)となる。

昨日から寒波がやってきたとかで、頬に当たる風は一層冷たく感じられる。

 これでは穴にもぐりたくなる熊の気持ちもわからないではない。

 

 休みの日だったが、突然に冬の寒い海を見たいという衝動に駆られた。

そんな時一番手軽に行けるのが東京湾の海だ。中でも葛西臨海公園

京葉線の駅を降りてすぐというアクセスの良さもあり、便利なところだ。

 

 西の方にはビルの間から東京タワーが霞んで見える。

 

 北側、駅の向こうにはスカイツリーも大きく見えた。

 

  多くの人が左折して水族館に行くが、まっすぐ歩いてクリスタルビューまできた。

向こう側に海が見える。

 

時刻はお昼を過ぎたあたり、煌めく海が眩しい。

 

 コサギが餌探しに夢中だ。

 

 足元の水紋は、小魚を追い出すためにコサギが立てたもの。

 

 すぐ近くをスズガモの番が泳いでいる

 

 杭の上に止まっているのはカワウ(多分)。ウミウとカワウは遠くからでは

見分けが難しいが、個体数の多さから言って恐らくカワウだろう。

 紛らわしい野鳥の識別はこちらのサイトで。

 

公園の西側には消防航空隊や東京へリポートがあるのでしょっちゅうヘリコプターが

離発着している。

 

 東側には旧江戸川を渡ったところにディズニーランドの建物が見える。

 

 沖合に休んでいる海鳥たちはスズガモやカイツブリの仲間が多い。

 

 漁をしている小舟の向こうを悠然と大型船が通り過ぎていく

 

 

 葛西渚橋を渡って西なぎさの突端までやって来た。クレーン船が通ってゆく。

 

 

看板には「乗揚げ注意」の文字が見える。

 

 右奥に東京ゲートブリッジ。その向こうはお台場だ。

 

 すぐ近くの海岸にイソヒヨドリ♀を見つけた。

 

 再び渚橋を渡って野鳥公園方面へ。旧江戸川ではカモメたちが群れている。

 

 野鳥公園は現在池の泥を浚渫中でシギやサギの姿はほとんど見られなかった。

 これはアオサギ

 

 生垣の中にいたメジロ

 

 やぶの中にはウグイスの姿も見える

 

 

 カワセミが池の中の見晴らしの良い枝に止まった。何やら小魚を加えている。

 

 じっくりと見る暇もなく逃げられてしまった。

 

この小さなシギはイソシギ

 

浚渫中の池でもカモたちは気にせずいるようだ。

 オオバン、ホシハジロ、コガモ、カンムリカイツブリ、ハシビロガモなどが見られた。

 だがサギやシギなどはほとんど見られない。水鳥たちを観察出来るのは

来年3月の工事終了までお預けのようだ。

 

 センダンの実にやって来たのはムクドリ

 

それを追い払うようにオナガたちもやって来た。

 

 帰り際に見かけたスズメの群れはアッという間に芦原の中に隠れてしまった。

 

 

 この辺で。