野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

春の芽吹き

2018-03-18 09:27:15 | 植物園

 10年以上前に発症し、以来鳴りを潜めていた花粉症がついに爆発したようだ。

数日前から、鼻水、咳、くしゃみ、目の痒みがひどくなり、初めは風邪かと思ったのだが

連続するクシャミ、目の痒さのあること、熱が出ないことからどうやら花粉症が

劇症化したもののようだ。10年来、くしゃみと目の痒みはあったものの気に

ならない位の軽症だった。春先もマスクもせずに野に遊んでいた付けが

今頃になって回ってきたのかもしれない。

 

 そんなこんなでここ二日間は外出も殆どせずに読書に勤しんだのだが、お蔭で

素晴らしい本に出会えた。原田マハ著の「奇跡の人」がそれだ。ヘレンケラーと

アニーサリバンの日本版といった本なのだが、何だ二番煎じの書かと侮らないで

ほしい。これが何とも素晴らしいのだ。ここに書評があるので興味があったら読んでほしい。

 号泣しながらも一気に読んでしまったが、私的な不満は二人の主人公の名前はそこまで

似せない方が良かったということ位。日本古来の和歌の本歌取りを思わせ、私的には原作?

よりも素晴らしく出来上がった本だと思う。著者の本は初めてだったのだが、

読み終えたその日のうちに、図書館に出かけ更に4冊借りてしまった。

そしてもう一冊デビュー作の「カフーを待ちわびて」を読み終えてしまった。

 

 さて立春以降、節季は雨水、啓蟄と進み、随分と温かくなってきた。

木の花の数も日に日に増えてきた。

 咲き出しが面白いミツマタの花

 

 

 園芸種のマンサク

 

 サンシュユも華やかな黄色を見せている。

 

 

 早咲きのケイオウザクラ

 

 これはアーモンドの花

 

 トサミズキ。暫くの間ヒュウガミズキとトサミズキをよく混同していたが、樹高の高いトサミズキは

土佐の高知で高いと覚えるようにしたらこの頭にも何とか叩き込めた。

 

 この緑色の地味な花はニシキギ科のモクレイシ

 

 ベニコブシは咲いているものはほとんど鳥に食べられていた

 

 珍しいウチワノキは朝鮮半島北部原産のモクセイ科の木。白いレンギョウの花といった趣だ。

ウチワの名は実の形からつけられたという。

 

 小さなナギイカダの花。この花は雌花。雄花は見つからなかった。地中海原産で日本に渡来したのは

戦後間もなくのようだ。

 

 これは牡丹の蕾

 

 野の草たちもだんだんと花をつけ始めたようだ。

 可憐なキバナセツブンソウ

 

 シュンランはあの豪華で派手なラン、シンビジウムの仲間。この花にはたくさんの

別名がある。ホクロ、ホックリ、ジジババ、ジイババ、ジィトバァ、オジオバア、ジィサンバァサン。

何れも花弁にある紅斑点を老人の黒子と見立てたもののようだ

 

 

御存じフキノトウだ。残念ながらこうなってはもう美味しくは頂けない。

 

 ヒロハノアマナはアマナと似ているが名の通り茎の幅が広く、白い筋があるので

識別は容易だ。分布域は関東から四国まで、アマナに比べて狭い。

 

  山に行くと雪が解けたばかりの頃、いたるところで繊細なセりバオウレンの

大群生が見られる。

 

 私の住むところでは春真っ先に咲くスミレといえばこのアオイスミレ。アオイの名は葉が

葵の御紋に似ていることから。

 

 取はやはり春先に咲く野の花のトップスター、カタクリだ。もっとも

この日咲いていたのは1パーセントにも満たない2株だけ。もう少し綺麗に

撮ってあげたかったのだが……。

 

 口直しに傍で咲いていたゴージャスなククリスマスローズを添えておこう。