前回からの続きなのだが、一週間近くも間をおいてしまった。
それにしてもなんという暑さだろう、昨日は隣県の熊谷で41.1度という
日本新記録(こんな言い方でいいのだろうか)を記録し、東京でさえも
青梅では40.8度という体温を5度近くも超える高温を記録した。
それでも昼の間暑いのはまだ我慢できる、やりきれないのは夜になっても
気温が下がらず、朝5時に28度を超えるような日々が続くことだ。
まぁ愚痴を言ってもしょうがない、時がたてば嫌でも夏は過ぎ去り
涼しい秋が来てやがては寒い冬になるのだ、それまでは何とかこの酷暑を
一日一日としのいで生き延びるしかない。
湯ノ丸高原からは5㎞程、車ですぐのところに池の平湿原がある。
駐車場からはなだらかな坂道の木道を下っていく
下りきった左側に休憩所がある
この辺の標高は2000m、涼やかな風が吹きわたり気持ちがよい。
木道からたくさんの花たちに出会える。
ヤマオダマキ、ウスユキソウ、ハクサンフウロ、シナノオトギリ(左上から右下に向かって)
シュロソウ、ヤナギラン、
カラマツソウ、アヤメ、シャジクソウ、タカネナデシコ
忠治の隠し岩広場という場所があった。眼下に池が見える
クガイソウはまだ色づき始め
枯れ枝の先端で頻りに鳴いているのはコガラのようだ
高原を代表するような大きな花、マルバタケブキが咲いている
見晴岳方面に登ると、少し植相が変わってきた。
ウドの花、シシウド、コツマトリソウ、そしてノハナショウブの花
ハクサンチドリとテガタチドリ
グンナイフウロ、リンネソウ、ゴゼンタチバナ、クルマユリと種類が多い
一瞬の間にガスが立ち込めて、すり鉢の底にある湿原を
あっという間に白い闇が覆いつくしていく
ちょっとした小高い丘、ここが見晴岳
この裏手の崖ではコマクサの群生が見られる。
時期がやや遅かったのか枯れかけた花が多いは残念。
まだ元気な様子の良い花を選んで
下る途中に 再びガスに包まれた
湿原に降りていく
湿原の中にはところどころ池沼が見られる
にぎやかだった 小学生の一団
ところどころアヤメに交じってノハナショウブも咲いている
図鑑で見てもよくわからなったが、ベニヒカゲと似ている?
(帰ってから検索してみたところイカリモンガのほうが近いようだ。)
クサカゲロウ
ガスで視界はきかない
今度は前が見えないぐらいにガスが立ち込めてきた。
暫くガスの中に身を浸す
下界の暑さを思い、至福の時を過ごす。
この辺で。