8年ぶり4回目の雪国植物園を訪ねた。前回は5月の連休中だったが、今年は
4月初めの来園。前回よりは4週間ばかり早いので、どんな野の花や生き物に出会えるのだろうか。
今回は雪国植物園とその景観を紹介しよう。
新潟県長岡駅からバスに乗って30分あまり。宮本3丁目のバス停からは徒歩で7分。
この植物園は長岡市の西方、北陸自動車道の近くにあり、長岡市から委託を受けて
社団法人平成令終会が運営管理している。ちなみに令終とは終わりを善くする、すなわち「己の人生を全うする」という意味のようだ。
その理念は一言でいうと「自然が主役」ということで、詳しくはこちらを参照のこと。
雪国植物園のパンフレットには「残したい、そして伝えたい。ふるさとの自然、ふるさとの心」という言葉がある。
言葉通りに見事に保全された里山の風景
その活動を支えるボランテイァの人たちの基地。
植物園の広さは35ha。散策路はナンバーリングされていて初めての人でも迷うことはない。
辻辻には双体道祖神が配置され、案内表示がされている。
来園者は私が初めて訪ねた8年前よりだいぶ増えたようだが、それでも近くの越後丘陵公園ほどではない。
平日ならば今でも静かな自然散策や観察を楽しむことができる。
入園料は大人400円。開園期間は雪解けの3月下旬より11月中旬まで。
木道に沿って咲くミズバショウ。
池ではカエルが鳴き、鳥たちが囀る。運が良ければウサギやリス、タヌキにも会える。今回は私は飛び回る番のリスに出会えた。
雪国植物園には4原則が設けられてある。
訪ねたのは4月6日、この地では三日前に咲きだした桜が満開を迎えていた。
サクラの下には雪椿
奥のなだらかな山道を登っていく
丘の上で突然展望が開ける。
下に広がる里山を見下ろすとボランティアの人たちが作業中
小高い山の上には岩野城跡があり、その近くには展望台が設けられていた。
長岡市街と越後の山並みが見渡せる。
植物園の周囲にものどかな田園風景が広がる。
私は、着いた日には半日、翌日は開園から閉園の時までまる1日いたのだが、まるで飽きることがなかった。
次回はたくさん見られた花や生き物たちの紹介を。
今回はとりあえずこの辺で。