晩秋の開園を迎えた赤木自然園を訪ねた。一部の木を除いて紅葉はこれからといったところ(10月下旬)。
秋の終わりに咲くヤマラッキョウは好きな花のひとつだ。
キバナアキギリ
シロヨメナでいいのだろうか
林を抜け、日当たりのよい傾斜地ではリンドウが咲いていた。
この時期には珍しいマツムシソウ
ヤマトリカブトの花
ハバヤマボクチ
セキヤノアキチョウジは花を落とし始めていた。
花は少ないこの時期だが、木の実を楽しむことはできる。
ツリバナの実
橙色の実と紅葉した葉もきれいなニシキギ
リンドウに沿って見られたのはユキザサの実、寒さで身を凋ませている。
藪の中でひっそりと小さな実をつけているツルリンドウ
マムシグサの実は枯葉の多い野原で、ひときわ異彩を放っている。
朝日を浴びて煌めいているガマズミ
やや色を落としたムラサキシキブの実
酸漿の実が袋(萼の変形したものだそうな)の破れた部分から顔をのぞかせている。
見上げると一部の木では紅葉が始まっていた。
これは日本にのみ自生するカエデ科のメグスリノキ
お終いはミズスマシの池。色づいた木が水面に影を投じている。
まるでモネの池を見ているようで、しばらく見入ってしまった。
水面で輪を描いているのは、最近見ることの少なくなったミズズマシ。もう少しアップで撮ろうと何度か試みたのだが、
対象が暗く、小さく、素早いので私の腕ではこれ以上は無理だった。
なお晩秋の開園は11月15日まで。これ以降は来年4月まで待たなければならない。
この辺で。