10月28日、旧暦9月11日は、ベトナム民間信仰の一つDinh(ディン:神社)でお祭りがあり、このお祭りは年に2回行います。
Chua(チュア)は仏教ですが、Dinhは集落に一つは大体あります。
Dinhはその集落の英雄が祀られていて、貧しい人をお金持ちにしたとか、農産物不作の地から豊作の地にした、農民を豊かにしたなどの伝説があります。
ここでは、無病息災や家内安全をお祈りします。
一通りお祈りが済むと、地域の人と食事を頂きます。
たいていの場合、無料で食事を取ることができますが、
やはり気持ち程度のお布施は必要となります。
食事が済むと、写真のような伝統舞踊が始まります。
やはり、実際に目の前で見ると迫力があり、面白いです。
内容をさっぱりわからないのですが、笛の音は、タイのムエタイのときの雰囲気ですし、太鼓の音ももちろん日本と違います。
ただ寂しいことに、一般に仕事をしているベトナム人はこのような伝統行事に参加できなくなりつつあります。
これらの行事に参加できないのが寂しいのではなく、行事を通して近所や異なる世代との交流が希薄になり、
今日本が抱えている問題の後を追っているように感じています。
私は偉そうに言える立場ではありませんが、
広い意味での家族(近所を含む)を忘れずに大切にベトナムはしていって欲しいと考えます。
また私はベトナムから日本の家族そして新しい家族を大切にすることを改めて気付かせてもらいました。
それでは、また。