危機管理
春は、東洋医学でいう肝機能が盛んな季節です。肝≠肝臓。肝臓も含めた臓器の働きとでもいいましょうか。血液、気のエネルギーを身体の隅々まで行き渡らせ、代謝も盛んになります。したがって解毒する臓器はフル活動を。腎臓機能があまりよろしくない猫科にとってはとてもキツイ季節です。それゆえに、猫は春に逝くということに。。
その上に今回の大震災で自然の乱調が続き、体調が悪くなり少し油断すると、命取りになる可能性大です。今年の春は猫科にとっては試練の春のようです。私が知っている限り、すでに3匹の猫ちゃんが天国へ。
その中で、チャー君と同じ歳の猫ちゃんもいます。
幸せいっぱいで生きて、私たちに幸せを与え、優しさを残してくれていった猫ちゃんたち。また会えるよね!
**今回全く奇跡的にチャー君は生還しましたが、ママの今までの経験から危機状態の身体のチェックをご紹介します**
◆通常のチェック(全て腎臓に関することばかりです)
1、オシッコ=1日の回数、量、臭いの有無、尿のキラキラ。
2、ウンチ=排泄ローテーション、量、軟らかさ。
3、口=歯石、口臭
4、毛艶=ぼさぼさ、毛玉、つやがないところが無いか。
5、目=目やに
◆危機状態時
1、瞬膜が出ていないか⇒瞬膜が出ていたら手遅れの可能性大です。
2、身体全体がブヨブヨしていないか⇒内臓機能が極端に落ちていて、腹水が出ている可能性大。お腹を触って脂肪以外でブヨブヨしていたら手遅れに。
3、オシッコ⇒回数と量、臭いはあるか。24時間内に1度もシッコがなかったらとても危険です。
先輩猫トラ君は、ママの長期に渡る病気の体調が良くなった合間、遊ぼうと身体を触ったらこの腹水が出ていて、胸からお腹にかけてブヨブヨした状態でした。
瞬膜が出ていないので助かると信じてマイティさんへ連絡しましたが、押川氏は「神技のような技術をもった人が腹水を抜くんだったら助かるかもしれないけど、遅すぎた。。」しかし、押川氏が正しいとは限らないと、その日に行った獣医さんはおよそ5軒以上。全部の病院で言われたことは「手遅れ」。トラ君は翌日から目に瞬膜がでました。逝く3日前です。
この辛く悲しい苦い経験から、今回、腹水と瞬膜は絶対に出さないと!
4/8から身体にブヨブヨ感が出て、日に日にブヨブヨした感触がひどくなり何度か絶望的に。しかしお腹にはまだ出ていないと自身を励まし。このときチャー君は殆ど歩けない状態で、身体には張りと力が無く、抱っこしてもぬいぐるみを抱いているような生命のエネルギーが感じられない状態でした。
この間、チャー君はしらべを自ら欲しがり、4日間で飲んだ量はおそらく1ヶ月分の1/3は飲んだかと。。
4/11にやっとやっとブヨブヨ感が身体から取れ、この時初めてチャー君が生還できたと確信できました。
もちろん、ブラッシングとマッサージの相乗効果によるものと考えます。
4、ある日突然に⇒1~3の症状が出る前に動物達は私達人間にサインを送っているんでしょうが、見落とさないようにしたいものです。
4/17-1日以来、始めて召使さんに指示を出しました。完全復活のようです。