が、吹いた関東であります。
花粉も大爆発!だそうだ。
今年も戦う?のだ???
って、薬を飲まされている時点で、負けている気はするが・・・。
ジャーヘッド
2時間ちょっとが、早い様にも、遅い様にも感じた。
音楽と、砂漠と、ベトナム戦争。
この映画では殺戮の場面は出て来ない。
ピンポイントの上空からの戦争であったことを、思い出させる。
ニュースで流れる映像は、上空からのものが多く、アメリカの技術を見せるものが多かった。
しかし、部隊によっては実戦をし、そして、劣化ウラン弾や、戦争の負の遺産を現地にたくさん残してきた戦争である。
この映画の中で、「地獄の黙示録」の「ワルキューレ」の場面を兵士達が見ながらテンションが上がっている場面が出てくる。
ラジオから流れてくる音楽は、The Doorsだったりもして、兵士たちも口にするが、「ベトナム戦争」をどこかにチラつかせている。
淡々とした時間の流れ。
「待つ」ことが現実。
地上戦よりも空爆。
そのことに対する不満。鬱憤が兵士達にたまっていく。
そんな中で、家族や恋人の話題がチラホラと出てくる。
後期のベトナム戦争映画がそうだったように。
映画の中では描かれてはいないが、アメリカ国内ではこの「湾岸戦争」に対しても反対運動が起こっていた。
家族がひたすら夫を待つ家族。
夫や恋人を待てなかった家族。
浮気している相手との情事をビデオに撮って戦場の旦那に送りつける妻。
パッケージは、「The Deer Hunter」・・・。
しかし、それでも、そういった事を重く表現しなかった演出が逆に良かったのかな。と思った。
結局彼らは、待っただけの戦争だった。
狙撃兵として、派遣され、狙撃することなく戦争は終わる。
退屈で、死が遠く、しかし、時に理不尽な死が目の前にある戦争。
国のため、イラクの平和?と言う(表向きの)大義名分のために出兵する。しかし、何のための戦争か分からなくなる戦争。
彼らは、人を殺していたら救われたのだろうか。
それとも、殺さずに済んで良かったのだろうか。
人を殺さずとも、ベトナムの時のように戦争にまみれなくても、現実に戻ってきた彼らは、戦場を想う。
この戦争から現実に戻りたい。と願っていても、現実に戻れば、戦場に何かを置いてきてしまっていることを痛感する。
狙撃兵としての任務を全うできなかったからなのか。
現実からの孤独感なのか。
たとえ、戦争にまみれずに戻って来られても、現実からの拒絶感や、疎外感を拭うことが出来ないのか。
個人的には嫌いな映画じゃない。
何度でも見たい!と言うほどの映画でも今のところは無いけど・・・。
でも、流れていたら見ているのは嫌な映画じゃない。
なんにせよ、これも立派な反戦映画だとは思う。
・・・・。多分・・・・。
荒涼とした砂漠の映像と、オイルまみれの馬が夜の闇から現れる場面は、個人的にとても印象に残った。
余談:随所に出てくるコミカルな「下」の表現や、虚しさからくる「性」の表現は、彼らが普通の青年であることを思い出させてくれる良い演出だったように思った。
花粉も大爆発!だそうだ。
今年も戦う?のだ???
って、薬を飲まされている時点で、負けている気はするが・・・。
ジャーヘッド
2時間ちょっとが、早い様にも、遅い様にも感じた。
音楽と、砂漠と、ベトナム戦争。
この映画では殺戮の場面は出て来ない。
ピンポイントの上空からの戦争であったことを、思い出させる。
ニュースで流れる映像は、上空からのものが多く、アメリカの技術を見せるものが多かった。
しかし、部隊によっては実戦をし、そして、劣化ウラン弾や、戦争の負の遺産を現地にたくさん残してきた戦争である。
この映画の中で、「地獄の黙示録」の「ワルキューレ」の場面を兵士達が見ながらテンションが上がっている場面が出てくる。
ラジオから流れてくる音楽は、The Doorsだったりもして、兵士たちも口にするが、「ベトナム戦争」をどこかにチラつかせている。
淡々とした時間の流れ。
「待つ」ことが現実。
地上戦よりも空爆。
そのことに対する不満。鬱憤が兵士達にたまっていく。
そんな中で、家族や恋人の話題がチラホラと出てくる。
後期のベトナム戦争映画がそうだったように。
映画の中では描かれてはいないが、アメリカ国内ではこの「湾岸戦争」に対しても反対運動が起こっていた。
家族がひたすら夫を待つ家族。
夫や恋人を待てなかった家族。
浮気している相手との情事をビデオに撮って戦場の旦那に送りつける妻。
パッケージは、「The Deer Hunter」・・・。
しかし、それでも、そういった事を重く表現しなかった演出が逆に良かったのかな。と思った。
結局彼らは、待っただけの戦争だった。
狙撃兵として、派遣され、狙撃することなく戦争は終わる。
退屈で、死が遠く、しかし、時に理不尽な死が目の前にある戦争。
国のため、イラクの平和?と言う(表向きの)大義名分のために出兵する。しかし、何のための戦争か分からなくなる戦争。
彼らは、人を殺していたら救われたのだろうか。
それとも、殺さずに済んで良かったのだろうか。
人を殺さずとも、ベトナムの時のように戦争にまみれなくても、現実に戻ってきた彼らは、戦場を想う。
この戦争から現実に戻りたい。と願っていても、現実に戻れば、戦場に何かを置いてきてしまっていることを痛感する。
狙撃兵としての任務を全うできなかったからなのか。
現実からの孤独感なのか。
たとえ、戦争にまみれずに戻って来られても、現実からの拒絶感や、疎外感を拭うことが出来ないのか。
個人的には嫌いな映画じゃない。
何度でも見たい!と言うほどの映画でも今のところは無いけど・・・。
でも、流れていたら見ているのは嫌な映画じゃない。
なんにせよ、これも立派な反戦映画だとは思う。
・・・・。多分・・・・。
荒涼とした砂漠の映像と、オイルまみれの馬が夜の闇から現れる場面は、個人的にとても印象に残った。
余談:随所に出てくるコミカルな「下」の表現や、虚しさからくる「性」の表現は、彼らが普通の青年であることを思い出させてくれる良い演出だったように思った。