映画「休暇」を観て来た。 ~~
小さな劇場指定の招待券だったので、この映画ともう1本だけ。
時間も丁度良かったので、こちらを選んで観る事に。
月曜日のせいか、小さな劇場でもいっぱいにはならなかった。
一番うしろの席に座ってゆったり観る事にした。
とても重い重い映画だった。
なのに、途中で誰かのいびき・・。
冷めるなあ・・
近くの人は、さぞ集中できなかっただろうに。お気の毒。
ストーリーは・・
死刑囚の収容されている拘置所が話の舞台。
その中に務める刑務官と死刑囚のそれぞれの葛藤や苦悩が
静かに描かれてゆく・・。
小林薫・西島秀俊・大杉漣・大塚寧々・柏原収史 他
なかなかしぶい面々がそろった作品。
観終わって・・
私がいかに平穏な日々を送っているのか改めてかみしめるほど
とても切ない気持ちになった・・。
ただの重い映画ではなくて、観てよかったなあ・・と感じた。
招待券がなかったら、おそらく観る事はなかっただろう。
でも、偶然にも観る事が出来てよかった。
これを観たら、「裁判員制度」がますます疑問に思えてきた。
間接的でも、人の命を奪う事の重大さを考えさせられた。
そして、それを直接執行する人達が現実にいる事を忘れていた。
どんなに小さな事件であっても、興味半分で参加してはいけないと
心からそう思った。
楽しい映画もいいけれど
時にはこういう重たいテーマの作品を観る事もいいかもしれない。
そこで何を感じるか・・は十人十色。
きっと無駄ではないと思う。
昨日の喧嘩の事なんて、とても小さな事なんだと思えてきた。