僕の人生の今は何章目ぐらいなんだろう?

昨日に戻りたいと思うよりも、
今日を楽しみ、
明日が待ち遠しいと思える、
そんな人生を送りたい。

ボクが選んだ「恋した」乃木坂46との…総選挙

2021-12-18 21:35:31 | ヒトの気持ち
ついでなのか、それともこれをUpしたくて
昨日のラブメイトがあるのか。。。
ご想像にまかせます。

抜けるAKB総選挙 発表!
6年たったんですね。そしてAKBも今じゃ乃木坂へ
そして「抜ける」から『恋した』へ
時代です。

あくまで、妄想で書いていますので
悪しからずです。
笑ってお読みくださいませ☆


10位:遠藤さくら(20歳)




子供だと思っていたのですがもう二十歳です。
大人ですよ。
ある日、横浜のJesseの店で飲んでいて、そう言う関係になってしまった。
次の日、名前を聞くと「遠藤です。遠藤さくらって言います」
毅然として決して背伸びしている様子もなくはっきりと名前を言った。
ボクは驚いた。大学3年の冬、彼女とそっくりな女性と
付き合っていた事を思い出した。
「私、遠藤マユミの娘です。母に酷い事したあなたへの復讐です」
「母の古い日記読んで、あなたの事調べて、そして…」
ボクはとんでもないことをしてしまったんだ。
それ以来さくらちゃんと会うことは無かった、
いやその店にボクは行くことが無くなった。

半年経ったある日、ほとぼりも冷めただろうとJesseの店に行くと
マスターがこう言った
「彼女あれから毎週この店に来て、アツアツのアンチョビピッツァとBlue Moonを頼んでいたよ」
ボクが「毎週?欠かさず?」と聞き直すと
「そう毎週水曜日、Marcyがここで晩御飯代わりにピッツァと2本のBlue Moonを頼むのを見ていたんだろ」
少し冷めて、アンチョビとチーズが固まっているピッツァを
キンキンに冷えたBlue Moon美味しそうに食べるのがボクの愉しみ方だった。
Jesseは「彼女はそれを真似ていたよ。そういえばMarcyお前さんが学生の頃、そんな猫舌の娘さんよく連れてきていたね」

35年の年月が一瞬で戻って行った。
レコードプレイヤーはグレン・ミラー・オーケストラのMoonlight Serenadeが流れていた。
あの時の、マユミと別れ話をした夜のように。

9位:大園桃子(22歳)




彼女はコスモスの花が好きだった。
ふたりで暮らし始めた高円寺のアパートメントで
初めてふたりで買ったものはコスモスの植木鉢だった。

結論を出さないボクに別れを告げ、
高円寺のアパートメントを引き払う時
コスモスの植木鉢をどちらが持っていくのか
最後の数か月喧嘩ばかりしていたふたりの
本当に最後の喧嘩のネタになった。
ボクは素直に「桃色の花を咲かせるコスモスを見る度に桃子の事思い出すから」と桃子に渡した。
数年後、風の噂で桃子が離婚して荻窪に住んでいると聞いた。
行かなきゃいいのにボクは、友人から聞いた住所を訪ねていた。
彼女の部屋のバルコニーにはふたりで分けても持ちきれないほどのコスモスが咲いていた。
リビングルームの窓が開いた、
ブリキの如雨露を持った10年ぶりくらいに見る桃子が出てきた。
彼女に見つからないように急いで自転車に乗ってその場を立ち去った。

♪通学電車を追いかけて 自転車 全力立ち漕ぎした♪
自然と口ずさんだ
『平行線』桃子の好きな歌、桃子センター曲だ。

自分の家に帰った。
帰って来た僕に妻の美沙子が言った
「あなた、庭のコスモス満開よ、ここ数日が見頃じゃないかな」
20平米弱の庭全面に植えたコスモスが満開だった。
コスモスの花言葉は「調和」、あの頃は平行線だったのに
これでよかったんだ。

♪あっという間に引き離されてく青春はいつも切ない
手に届かない もどかしいもの
それでもペダルを強く踏もう交わらないから 永遠なんだ♪

気づいたら可愛いから綺麗になった桃子
新しい世界でも頑張ってください!

8位:北野日奈子(25歳)




「少しだけ距離をおきたいの」彼女はその一言だけで別れを告げた。
その年の冬はいつもより寒く感じた。
タンスの中には日奈子が編んでくれたトナカイ柄のセーターがまだあった。
捨てずにとって置いたんだ。
胸の周りに11匹のトナカイの柄が織り込まれているが、
一匹分、右胸のトナカイが抜けていた。
少しだけ距離をおきたいと言った彼女からクリスマスメールが届いた
オーストリア ウイーンの市庁舎の前にあるスケートリンクからだ
日奈子のセーターの右胸に1匹だけ織り込まれているトナカイが
「やっぱり寂しいと言ってます」と言っていた。
友だちから金を集めて、成田発のカタール航空に乗った
ボクの胸には11匹のトナカイがいて、傷心で小心者のボクをソリという飛行機で
12時間かけてウイーンに引っ張ってくれた。
市庁舎前のクリスマスマーケットで日奈子を見つけた。
ボクに気づくと大きな目に涙をうかべていた。
急いで向かったボクは帽子もかぶっていなかったので
髪の毛が雪で真っ白になっていた。
11匹のトナカイとだいぶ若いサンタクロースがぼろぼろ泣く
1匹のトナカイを抱きしめた。

Michael Bubléの It's Beginning To Look A Lot Like Christmasが流れていた。
♪It's beginning to look a lot like Christmas;
Soon the bells will start
And the thing that will make them ring is the carol that you sing
Right within your heart♪
♪クリスマスらしい感じになって来た
もうじき鐘も鳴り出すよ
キッカケはただひとつ,讃美歌が
心の中に響いて来たら♪

7位:筒井あやめ(17歳)




 ほくろの場所はボクしか知らない。でも未成年、逮捕です。
「海を持って帰ってくるね」
まだ17歳の同じアパートメントの最上階の筒井さんの家の娘さんが
笑いながら出かけて行った。
白いノースリーブのワンピースが朝日の中
ボディボードを抱えて、彼のビートルで出かけて行った。
愛犬のレオは、『彼女の彼は遊び人だから心配だ』と言ってきた
ボクは「レオいいから散歩しな、暑くなる前に家に帰ろう」と散歩を続けた。
夕方、レオが大好きな散歩をしていると朝出て行ったビートルが戻ってきた。
真っ黒に日焼けし白いノースリーブのワンピースだけが歩いているようだった。
『一日中海にいたんだね、Marcyなら安心だ』
「レオ生意気な事言うな。若い二人だいろんなことあってもいいじゃないか」
『本当は心配なくせに』
あやめはボクに白い巻き貝を渡した
「汐風の音がするの」
耳をあててみた、本当に汐風の音がした。
この音が聞こえている間は安心だ。
「5年いや3年は聞こえていてくれよ」
『Marcyカッコつけて、本心じゃないだろ』
レオは散歩を始めた、背中で先輩風ふかして。

♪いつまでも ずっといつまでも
こんな風に僕の横にいて欲しいと
言葉探すのに
君が笑いかける度に 呑み込んでしまう♪
『サンセットベンチ』木村拓哉

6位:新内眞衣(29歳)




新入社員の眞衣とは、大きなプロジェクトの業推で
組んだのが始まりだった。
1日の中で一番一緒にいて、一番話し、
一番一喜一憂したのは眞衣とだった。
クライアントの展示会の手伝いで神戸に出張し、
打ち上げの後、そうなったのは自然の流れだったんだと思う。
何回かのエコプロダクツを二人で業推し、
翌年会社のハードウォークから逃げるように
彼女は辞めて行った。
僕との曖昧な関係を打ち切る意味も含めて、
「別れよう」とも「嫌いとも」何も言わずに笑顔で眞衣は消えていった。

僕の右手には、眞衣が冬のボーナスで買った時計が、
時を刻んでいる。
きっと僕が冬のボーナスで買った時計も君の腕で時を刻んでいるのだろう。

♪あー、やっとお前の顔も
 忘れられそうなのに
 あー、今も想い出させる
 蜜のような時間を
 チッチッ チッチッ
 悲しみきざむ チッチッ 心に♪
 『矢沢永吉 安物の時計』

眞衣、どこへ行っても時は止まらない。
刻み続けて前に進む。

5位:高山一実(27歳)




一美とは2年半の交際だった。
彼女の夢を実現してもらう為に
お互い納得して別れたんだ。
彼女と再会したのは赤坂のbarだった。
両切りのラッキーストライクを吸いバルヴェニーダブルウッドを
ロックで飲みながらボクは聞いた。
もしここに浜田省吾がいて歌ってもらうなら何?
『ラストショー』よ。彼女は、即答した。
あなたは?と聞かれ
ボクは『いつわりの日々』と答えた。
現実の中で生きているボクは今の仕事に追われる日々や
二人の偶然の再開がいつわりであれと
思っていたのかもしれない。

あの時二人で、グリーンカードを取得し
アメリカで暮らしていたら
別々の路を走ることなく
同じ路を同じ目的地に向かって進んでいたら。。。

彼女の言うlastは最後ではなく
英会話の中で使う
These groceries will last me for a week.
のlast "間に合う"の意味だったのかもしれない。

彼女は、最後のピッツァを食べていた。
あの頃と同じ様に耳を残して…
ChicagoのHard to Say I'm Sorryが
店には流れていた。
LPが古いのか
After all that we've been through
I will make it up to you
I promise to
And after all that's been said and done
You're just the part of me I can't let go
の部分で針が飛ぶ。
一番聞いて欲しいlyricだったのに。

かずみん!いつまでも輝きのある笑顔で‼

4位:与田祐希(21歳)



午前8時の誰もいないプール
プールでバイトして一カ月半経った
8月14日午前8時の日差しが水面に反射して
ボクにこう言っていた
秋だよ、もうじき秋なんだヨ
お前の好きな夏はThe End
そしてお前さんのきらいな秋が
やって来たのサ
そうもう一つ、祐希に聞いたかいイ?
何を?と尋ねると
風が水面を乱して言葉が聞こえなくなった。

チケット売り場の祐希がボクの後ろに立っていた
午前8時15分の誰もいないプール
二人だけのプールになった。
初めて見る水着の祐希が
綺麗な飛び込みで50mプールの端から端まで泳ぎ切った。

彼女の泳跡が消えた時、日差しがまた水面に反射して
ボクにこう言っていた。

ここには二人しかいない
今しかないんじゃないか?

飛び込み50m泳ぎ切ったボクは、祐希に一言言った。
彼女はうなづいた。

これから来る秋も好きかもしれない。

目めにはうつらないもの 幸しあわせの赤あかい糸いと
君きみの小指こゆびに運はこぶ風かぜ 薬指くすりゆびに誰だれかの影かげ
聞ききたくて 聞きけなくて それがまたjealousyで I'm so crazy
今いまはまだ 気きづかぬふり
Please let me know, If you love me
Baby I don't know why

ベイビー・アイラブユー TEE


3位:樋口日奈(23歳)




この店は、父がよく通ったビアホールだった。
初めて父に連れられてきたのは、大学1年の頃だ。
窓側のテーブルには、名前やイニシャルがいっぱい刻まれている。
「このテーブルに好きな女の子の名を刻むと、一緒になれるそうだ」と、父は言った。
どこかに母さんの名もあるはずだと笑って。
その父も母も、今はもういない。
ある日、ボクは日奈を連れて店に来た。

「ねえ、窓側のテーブルに座らない?」と、彼女は言った。
他の客がテーブルのいわれの話をしている。
「このテーブルにも、何かいわれがあるのかしら」
さァね、とボクは言った。
そして、彫りの新しいカノジョの名前を、
ボクのハートに近い左手で、そっと隠した。

”The Ballad of a Warm Pub”ピアノ演奏が始まった。


2位:秋元真夏(28歳)




画用紙を横にして、1本横線を引く。
そして、目を閉じると、それは、水平線になる。
ミントブルーの海の上に元気な積乱雲が立ち上って、
ボクの大好きな夏がこの無人島から始まる。

無人島は全部で38あって、ボクは気に入った島に、
月曜島、火曜島、、、と勝手に名前を付けた。
ボクにとって、いちばん大切な秘密の島が「日曜島」だった。
いつか、キミを日曜島へ—
ボクは、水曜島の近くで採れた天然真珠を持って、
キミに会う日を夢見ている。

あれから5年—
ボクは日曜島を訪れる。
「なんていう島なの?」と、真夏が尋ねた。
彼女の左手で輝くパールの指輪についての話は、
日曜島の砂浜で語ろう。

♪無人島で
二人きりで
君だけに誓って
恋してみたいよ
そうさあれもいらない
これもいらない
本当の世界で
笑ってみようよ♪
無人島 doa

1位:生田絵梨花(24歳)




別荘の芝刈り—こいつが今のボクのバイトだ。
夏休みにカノジョと旅行へ行く計画は、
カノジョから届いた別れの手紙によってダメになってしまった。
芝生の上に寝転びながら、しばらくは、ボクのハートも小休止—。
この別荘を初めて訪れた一年前には、
少年のような少女がいた。
濡れた服の代わりに貸してあげたヘインズのTシャツ、
一緒に見た花火。
しかし、カノジョは突然に姿を消した。
一枚の手紙だけを残して。

ドイツに音楽留学した。

21年の夏—ウェイティングサークルには、
21年の秋がいた。
ボクの耳には,
パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」
彼女のピアノの音だけ残して。

生ちゃん元気で!
コメント