悪夢発生より・・・100日目。
東電へ融通なし、夏の電力綱渡り
■関電…足りない183万キロワット
エアコンの利用などで消費電力が高まる夏を前に、電力各社は綱渡りの供給力確保を強いられている。東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で、原発の運転停止が全国的に広がり、全国の原発54基中、稼働が19基にまで減ったためだ。関西電力、東北電力、北陸電力は、ピーク時の需要に供給が届かない見通しだ。
東電が予測する夏の最大消費電力は5500万キロワット。火力発電や水をくみ上げて水力として使う揚水発電を総動員し、供給力を7月末に5520万キロワット、8月末に5620万キロワットへ引き上げてカバーする計画だった。だが、関電などから融通される100万キロワットが見込めなくなり、停電リスクが高まっている。
被災地を抱える東北電の需給見通しはさらに深刻だ。3火力発電所が津波などで損壊し、原発は保有する全4基が停止中だ。復興需要で8月の最大消費量は1380万キロワット程度に増加する見通しだが、供給力は8月に1370万キロワットまで引き上げるのが限界だ。まだ10万キロワット足りない。東電から電力融通を受ける予定だが、保証はない。
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