>ドイツの人口約100人の村に750人の難民がやってくる
2015年11月01日 21:10 Sputnik 日本
ドイツ北西部ニーダーザクセン州にあるスムテ村の人口が、難民流入によって近いうちにも7倍になる可能性がある。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、2015年10月、人口102人のスムテ村の村長は、ステム村は近いうちにイスラム難民750人を受け入れなければならない、との通達を当局から受けた。村長によると、村には学校も警察もなく、下水道システムは1000人に対応できないため、この通達は冗談だと思ったという。
しかし情報は確かなものであることが確認され、11月2日、村には最初の難民が到着する予定。テレビ局「ロシア24」が報じた。
http://jp.sputniknews.com/europe/20151101/1108469.html
メルケル首相 難民は全て受け入れる!
2ヶ月前、感情だけで言ったわけではない!
当時、ハンガリーに足止めされた難民は50万人に達していた。
これらの難民を強制送還することなど不可能だ。
どこかが受け入れざるを得ない。
それをメルケルは率先して門戸を開いた。
だが、難民が問題になっているのはシリアだ。
アサド政権下のシリアは反政府勢力、ISIS勢力との血みどろの三すくみの内戦状態。
その結果400万人の国民が難民となって周辺国へ避難している。
一向に治まる気配のないシリア情勢に、難民はいつまでも難民キャップに止まっては居られない。
生活を求めて難民はヨーロッパを目指す。
ヨーロッパへ目指すにも命がけだ。
多くの犠牲が毎日のように報道される。
犠牲者の屍を乗り越えてきた難民も必死だ。
しかし、だからと言っておいそれと受け入れてくれる国などないのも現実。
どこの国も自国民を養うことだけで精一杯なのだ。
折角、ヨーロッパへの玄関口ハンガリーまでたどり着いたのに、その先は行き止まり。
不穏な情勢に陥る中、メルケル首相は決断した。
それから2か月近くが過ぎヨーロッパも木枯らしが訪れる季節。
この季節になれば難民の移動は止まるのではと誰しも思ったが、難民の移動は今も一向に減らない。
厳冬で動けなくなる前に一日も早くギリシャやハンガリーへたどり着きたいと難民も焦っている。
Sputnik 日本10月230日の配信した記事は、
ギリシャのコジアス外相は、ヨルダンとレバノンの収容施設から30万人ほどの難民が欧州に向かっている、と述べた。収容施設向けの予算が削減されたためだという。
一方受け入れに熱心だったドイツの現状も深刻の様相だ。
メルケル首相は難民を全て受け入れから一転、国境を一時的に閉鎖すると発表した。
ドイツのトーマス・デメジエール内相がアフガン難民の大半を本国へ送還すると、ニューズウィークが報じた。
こんな事件も発生している。
>女性市長候補刺される=反難民が背景か-独ケルン
【ベルリン時事】ドイツのメディアによると、第4の都市ケルンで18日に行われる市長選の女性候補者(58)が17日、市内で選挙運動中に男(44)に刃物で刺され、重傷を負った。他にも4人が負傷し、男は逮捕された。
候補者は無所属で、メルケル首相のキリスト教民主同盟などの支援を受けている。中東などからの難民受け入れに前向きな政府への反発が犯行の動機との見方も出ている。(2015/10/17-23:18)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201510/2015101700307
それでもドイツは受け入れに前向きだ。
それが最初の記事102人の村に750人の難民。
今日の今頃バスを連ねてシリア難民が続々村に入ってくる。
これではドイツの国でありながら、ドイツ人たちの村ではなくなってしまうのではないか。
小さな村に750人も養っていく生活環境があるとは到底思えない。
国からの支援で難民は一時凌ぎでも不安のない安寧な生活が保障される。
ドイツという国家がバックにあるから、難民はシリア周辺の難民キャップにいるよりはるかに恵まれた環境で生活も出来、子供の教育も出来るのだろう。
そして彼らは当面職業などに就かないから、みんな政府からの支援だけで生活していくことになる。
村の人から見れば、それらはみんな宗教も言葉も生活習慣も違う外国人たちだ。
一夜にしてこれまで平穏だったドイツ人だけの村が外国人村に変貌してしまう。
これで本当に村の自治が保っていけるのだろうか。
大変な事態がドイツで既に起きている。
そして止めどなく難民はヨーロッパを目指して今も危険の旅立ちに余念がない。
国連は何をしているのか。
シリアの内戦を一日も早く終わらせ体制が安定するよう、国連は全力を傾けなければならない。
何もしない、何もできない、能無し総長は、国連から追放しろ!