魂の発達

私とは何か。私とは魂であるというところから世界を考えます。

退院

2016-02-13 10:10:17 | Weblog

今月3日に退院したが、ずっと調子が悪かった。すぐ疲れるし頭がはっきりしないという状態だった。少しづつウオーキングを続け、やっと元気が出てきたので、このブログを書いた。

手術後13日で退院した。まだ痛みはあるが病院は退屈である。それに同室者に喘息だか肺炎だかの人がいて、一日中賑やかだった。夜中でも痰が絡むらしく苦しい咳をする。痰排出のための吸引の音もすさまじい。その男は50才くらいだった。4人部屋で。後の二人は80才代くらいの寝たきり老人であった。僕の退院の3日前、一人は息を引き取った。翌日入院してきた老人は喘息のようだった。

手術は左副腎完全摘出だけで済んだ。幅10センチ、長さ19センチ、厚さ3センチに及ぶ肥大した副腎は脾臓や膵臓、胃や腎臓、大腸を圧迫していたので、それらも切り取る必要があるかと心配したが、幸い簡単に剥がれという。

僕の腫瘍は10万人一人か二人というくらいしかかからない珍しい腫瘍だという。胃や腸など消化管の外部にできる腫瘍で、副腎にできた症例はないらしい。おそらく胃にできたものが副腎を呑み込んだのではないかということであった。この腫瘍ができる原因は分かっていないらしいが、ストレスと暴飲暴食も原因の一つだろう。

腹膜や肝臓に転移する可能性があるという。胃より小腸や大腸の腫瘍の方が再発リスクが高いということで、それに希望を託している。退院後、家で家事などで2,30分も動くと右の脇腹や背中の差し込むような痛みを感じて、立っていることも苦しくなるので心配になった。しかし、再発といってもすぐになるわけはないだろう。5分も横になっていれば痛みはなくなるので、おそらく手術後2週間、右をしたにして寝続けたせいで、右の腹筋や背筋に負担がかかったせいだろう。

術後経過を見るために来月診察を受けなければならない。大量輸血であったのでHIVなど感染症の心配もある。その後も3ヶ月に1回くらいは診察を受けなければならないようだ。

飲酒は検診の日まで禁じられている。それがつらい。養命酒ならいいだろうと勝手に決めて飲んでいる。たまに発泡酒350を飲むがうまくない。日本酒はまだ飲んでいない。

 


副腎腫瘍

2016-01-18 06:44:15 | Weblog

長く健康自慢だったが、暮れに副腎に腫瘍が見つかった。ゲップが多く、すぐ満腹になるのでダイエットをしたら腹がいっこうにやせない。腹を押さえてみたら、左側が堅く、盛り上がっていた。かかりつけ医に見せたら、急きょCT検査ということになった。病院であらゆる検査をした。結果副腎が18センチと巨大化していた。経過観察のためか、今日まで血圧低下剤を飲まされ、いよいよ入院となった。悪性のかの性が高いという。果たして無事に生きて帰れるか!

ということで、しばらく、さようなら!


アメリカ軍の無差別爆撃

2015-10-11 10:06:24 | Weblog

アメリカ軍が無差別爆撃でアフガンの国境なき医師団の病院を破壊し大勢殺した。アメリカの威信は地に落ちた。人道主義・民主主義の名の下に多くの人命を奪ってきたアメリだが、これがその衰退の象徴と言えるだろう。

今日に至るまで一度も民主主義を経験していない中国国民は、共産党独裁など気にしていないだろう。古来中国人は権力を利用して生きてきたのだ。権力に寄生して生きる習性が出来ているのだ。それが世界に冠たる汚職国家の実態なのだ。欧米流の自由平等など、ごく一部の知識人をのぞいては、むしろ迷惑以外何者でもないだろう。ロシアも似たようなものだ。それ故に中国、ロシアはこれからますます強大になっていく、肥満した欧米の経済を人質にして。かたや欧米は人道主義・民主主義に縛られて前に進めない。かって犯した植民地主義、奴隷制度の付けが回り、移民・難民に足を取られて消耗していくだけだ。中国・ロシアはそこに付け入る。イスラムの根深い反欧米感情に付け入って、味方にするだろう。

欧米民主主義は衰退期に入っている。そして、アテネの民主主義が消滅したように、やがて世界から民主主義は消滅するだろう。進歩の後には退行があるのだ。それが世界精神の弁証法だ。日本国民は欧米と運命にともにする。それもまた日本国民の未来への試練だ。

などという想像をしてしまう現代の世界情勢である。


安保法案成立後のこと

2015-09-21 10:29:59 | Weblog

もし、この法案を否決して、
全世界に向かって平和憲法遵守の意思を明らかにしたなら、
偉大な民族として歴史に残ったことだろう
中国も尖閣占領を躊躇せざるを得ない。

などという気はない、
そんな器量はもとより国民には無いのだから。

これからの日本に対してどんな態度で臨むべきか、
自分自身に問うてみた。
僕の中の愛国少年は中国韓国の不正行為に対して、
力には力でと新安保成立を喜んでいる。
労働者時代の僕は言っている、
世の中は欲望だ、なるようにしかならない。
時には怒りに身を震わせて獣のように戦い、
時には平和と安穏を願う。 
平和の中で腐敗し、戦いの中で狂気となる。
それが人間なのだ、世の中なのだ。
そんな世の中などまともに相手せずに、
自分が楽しく生きることを考えるべきだと。 

老人となった僕は言う、
世の中は不正に満ちてい、
人の権利や自由を侵してくるものだ。
それでも腹を立ててはいけない。
穏やかに、知力と精神力で戦うべきだと、
もちろんこんな言葉は今の日本国民には通じないし、
実行不可能だろう。

しかし、たとえ届かない言葉でも
それを語るのが老人のつとめというものだと思う。
まだ絶望するには早い。
これからの選挙で権力の暴走を防ぐことが出来る。
まずは、権力追従、大政翼賛的な自民党、
公明党を倒すことから始めよう。
 


シリア難民

2015-09-06 10:42:14 | Weblog

シリア難民でEUが浮き足立っている。

人道を標榜している以上受け入れなければならない。

しかし、同時にテロリストの潜入を許すことになるだろう。

それががん細胞のようにEUに広がるだろう。

また、雇用問題など経済的問題が起こるだろう。

何よりも人種的宗教的摩擦が高まる。

キリスト教とイスラム教、そしてユダヤ教がせめぎ合い、

西洋民主主義は危機に陥ることだろう。

 

西洋民主主義は植民地搾取の上に立った

自由資本主義の名の下に自然を簒奪して繁栄した。

その自らの資源は尽きたが、

グローバル経済の名の下に、

発展途上国の資源と経済格差で食いつないできた。

 しかし、ここに来て、

力をつけてきた途上国の国家資本主義からの挑戦、

リベンジに翻弄されている。

 

グローバル化の混乱が国家主義、民族主義への退行を誘い、

第3次世界大戦を用意をしている。

一方、

グローバルネットワークは世界の一体化を促進する、

とともに権力の細分化を図る。

つまり、ローマ法王のいうように、

分散した、局所的、ゲリラ的世界大戦は始まっているのだ。

個別的であると同時に全体的である戦い、

多様な個人の経験が人類全体の経験とつながっている世界、

人類は発達の新段階、

新たな歴史を経験しようとしているのだ。


米日(主従)同盟

2015-05-03 10:41:34 | Weblog

安倍晋三はオバマの厚遇に有頂天になってアメリカで演説した。
上下両院合同会議での演説は日本人としては初めてのことだという。
韓国の大統領は既に6回やっているという。

やっと属国視から脱したということかもしれない。
世界平和のための日米同盟の強化を歌ったのであるが、
日本では知識人からアメリカ従属演説だと批判しきり。


軍事大国を目指す安倍一統の目論見としては、
国際社会の抵抗が目に見えているので、
そこで積極的平和主義の旗印を掲げ、アメリカ随順の振りをして、
再軍備のお墨付きをもらおうというのかもしれない。

そのためになりふり構わず見せかけの好景気を作り出し、
化けの皮がはげる前にやってしまおうと急いでいるのだ。
貧富の差を作り出すのも、貧乏人を軍隊に送り込むためだ。
女性重視という念仏も本音を隠すためだろう。

さぞかし、目先しか見えない大衆を操るのは楽だと
ほくそ笑んでいることだろう。
と、極論をいいたくなる昨今である。 

 


観光立国!

2015-02-21 09:14:05 | Weblog

マンション型介護施設で虐待。
役人たち、自衛隊も警察も教員に多発する犯罪。
少子化が大きな原因といえるだろう。
一方日本を観光立国にするという。
観光経済は国際経済に左右される。
ギリシャの姿が未来の日本の姿と重なる。

中国と仲良くする必要ないといっている日本人。
勘違いしてはいけない、 
観光客の大多数は中華圏から来る。
彼らの狙いは観光ではなく爆買いだ。
中国の技術進化もそう遠くないだろう。
そうなったら日本の魅力は小さくなってしまう。

日本人はもっと地道な生き方をしなければならない。
介護の要らない健康な心身を作る、
観光客に頼らないものつくりに励む、
原発や武器輸出に頼らないエコ生活、
スロウでシンプル、質素な暮らしをするべきだ。
そうしない限り日本国の衰亡はさけがたいだろう。 

ということはわかっているが、できる人は少ない。 


日本人の自己評価

2015-02-08 10:23:14 | Weblog

ラジオ放送「姜尚中 多士済々~悩みの海をこぎ渡れ」で著名な政治学者が先の衆議院選挙について「政治学の範疇に属さない。心理学で、、、」というようなことを言っていた。あの結果には学者たちは一様に困惑したようだが、国民大衆にはわかっていたことだろう。日本の学者は欧米の学問を継承しているが、社会的学問にはその民族における歴史的背景があるから、日本社会への適用には問題がある。
キリスト教的個人主義の社会学では祖霊信仰的全体主義が根を張る日本社会は理解できない部分が少なくないだろう。日本人は創造性の最も高い国だという評価が国際的には高いが、自己評価が最も低いというのは、自己主張を否定する仏教の影響もあるだろうが、島国の全体主義的精神からだといえるだろう。先の大戦における敗戦でも他民族による侵略も無く、天皇をトップとする社会体制も温存された。この全体性は社会体制の変化を好まない権力層には好都合なのである。明治維新も官僚体制の統一でしかないと見ることができる。

民主党が失敗したのは欧米流の思考方法で既成の権力構造(その骨格である明治以来の官僚組織)に挑戦し、政治を変えようとしたからだといえる。小沢下ろしに祖例信仰の元締め、神社庁が暗躍したであろうことは容易に想像できる。
米国は日本に自由民主主義という欧米的価値観を押し付けたが、結局日本人は祖霊信仰的倫理道徳的を失い、行政指導による護送船団方式による1億総中流の金の亡者になっただけで、真の自由民主主義は身につけなかったといえるだろう。
米国はイスラム世界にもその価値観を押し付けようとしてが失敗し、イスラム世界を混乱させ、テロリスト集団を生み出しただけだった。イスラムにはイスラムの歴史的必然性があって今日があるのである。他者の精神的伝統をおかすのはモラハラであり犯罪行為である。

日本人はバブル崩壊後護送船団も崩壊し、バラバラになってしまった。その混乱状態から抜け出そうという民意を受けて安倍という強健主義者が登場したが、更なる社会的混乱を招くことだろう。とはいえ、これらの破壊と混乱は日本人の、ひいては人類の成長のために避けられない道でもあるだろう。人類は思春期にあるのだ。 


自由平等友愛

2015-01-13 09:32:24 | Weblog

デモの参加者が多様性の容認がフランス文化の特徴だといった。370万人というデモには無知や欺瞞もあるが、根底には自由平等友愛の精神が流れていると見るべきだろう。
多様性の容認において重要なのは表現の自由であろう。漫画や言語で自分の考えを主張することである。単なる自己表現ではなく他者とのバトルである。容認とはその存在を認めるということであって、それを批判しないということではない。非暴力的な表現手段で戦うことも容認される。容認できないのは非人間的な暴力だけだということだろう。多様性の容認における自由平等友愛とは表現の自由と、主張し表現する権利の平等、主張・表現というバトルによって生まれる友愛ということだろう。他人のことに無関心ではなく積極的に関わることが友愛なのであろう。

世界生命の法則は多様な際の間の葛藤にある。知と無知、美と醜、強と弱、幸と不幸など多様な差異が多様な悲喜劇を生む。それが人類の成長をもたらすのである。それが世界というものであろう。

さて世界の法則はそれとして、僕自身は世界に対してどのように対処するべきか、それが問題である。僕の世界生命意識は時代精神とあまりにも離れている。思想的な主張に興味を持つ人は近辺には皆無である。もちろん既成の倫理的思想に関心を持つ人はいるだろう。しかし新しい思想を求める人は見当たらない。また世界生命論は多様性の全肯定である。すべては自由で平等であり、愛であるということであった、何ら特別の価値観を主張するものではないからほとんどの人の関心を引かない。そこでインターネットで世界生命論という表現を流している訳である。ネット世界に主張の押しつけはない。読むも読まないも自由である。僕としては偶然にでも読んでくれる人があれば幸いと思っている。 


テロリスト

2015-01-10 14:50:07 | Weblog

テロリストとは絶望した者ということだろう。不遇を恨み世界に絶望した者は自分や他人を殺そうとする。殺すにもそれを美化できる大義名分があったほうがいいい。それを社会悪のせいにするのが一般的だが、唯一絶対なる神のための聖戦にはインパクトがある。ちなみに唯一絶対神教とは縁の薄い日本のテロリストは理由なき無差別殺人者で終わる。

イスラム国はアメリカに追従するイスラム世界に絶望した者たちが立ち上げたのだろう。そこに欧米のテロリストたちは自己犠牲の死という価値を見いだしたのだろう。信仰のために殺すのではなく殺すために信じるのだ。その点でムハンマドへに対する信仰心の厚いイスラム教徒になってムハンマドを揶揄する欧州人は格好の標的といえるだろう。

フランスでテロ反対の史上最大規模のデモが行われたという。言論の自由への攻撃がフランス人をおこらせたのだろう。イスラム教徒も参加したというが、肌の色が違っても同じ人間だと叫んでいた姿が何か痛ましい。隣にいたいた白人女性の視線は冷たかった。フランス人のどれだけがイスラム教を理解しているだろう。テロリストの生まれる理由も、、、西欧の右傾化はさけられないようだ。

ある意味で、イスラム教徒を多数抱える欧米は、植民地支配、奴隷制度のつけを払わされ時がきたともいえる。しかしそれをまともに反省するよりも、ユダヤ人に対してそうであったように、理性は沈黙し反動的に蔑視、差別に走るだろう。EU経済の破綻がそれを加速するだろう。

と、新年早々つい悲観的な予想をしてしまった。予想の外れることを祈ろう。