今月3日に退院したが、ずっと調子が悪かった。すぐ疲れるし頭がはっきりしないという状態だった。少しづつウオーキングを続け、やっと元気が出てきたので、このブログを書いた。
手術後13日で退院した。まだ痛みはあるが病院は退屈である。それに同室者に喘息だか肺炎だかの人がいて、一日中賑やかだった。夜中でも痰が絡むらしく苦しい咳をする。痰排出のための吸引の音もすさまじい。その男は50才くらいだった。4人部屋で。後の二人は80才代くらいの寝たきり老人であった。僕の退院の3日前、一人は息を引き取った。翌日入院してきた老人は喘息のようだった。
手術は左副腎完全摘出だけで済んだ。幅10センチ、長さ19センチ、厚さ3センチに及ぶ肥大した副腎は脾臓や膵臓、胃や腎臓、大腸を圧迫していたので、それらも切り取る必要があるかと心配したが、幸い簡単に剥がれという。
僕の腫瘍は10万人一人か二人というくらいしかかからない珍しい腫瘍だという。胃や腸など消化管の外部にできる腫瘍で、副腎にできた症例はないらしい。おそらく胃にできたものが副腎を呑み込んだのではないかということであった。この腫瘍ができる原因は分かっていないらしいが、ストレスと暴飲暴食も原因の一つだろう。
腹膜や肝臓に転移する可能性があるという。胃より小腸や大腸の腫瘍の方が再発リスクが高いということで、それに希望を託している。退院後、家で家事などで2,30分も動くと右の脇腹や背中の差し込むような痛みを感じて、立っていることも苦しくなるので心配になった。しかし、再発といってもすぐになるわけはないだろう。5分も横になっていれば痛みはなくなるので、おそらく手術後2週間、右をしたにして寝続けたせいで、右の腹筋や背筋に負担がかかったせいだろう。
術後経過を見るために来月診察を受けなければならない。大量輸血であったのでHIVなど感染症の心配もある。その後も3ヶ月に1回くらいは診察を受けなければならないようだ。
飲酒は検診の日まで禁じられている。それがつらい。養命酒ならいいだろうと勝手に決めて飲んでいる。たまに発泡酒350を飲むがうまくない。日本酒はまだ飲んでいない。