魂の発達

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韓国について考える 3

2014-07-18 11:19:05 | Weblog

 「韓国堕落の2000年史」には李氏朝鮮の骨肉相食む極悪非道、苛斂誅求の姿がこれでもかというほど語られている。もちろん名君賢臣も現れたがたいていは暗愚か暴虐だったみたいである。滅亡前は清についたりロシアに頼ったり、時には親日のふりをするなど暗愚の限りを尽くし、日本にとって危険な存在になってしまった。日韓併合に至ったのはひとえに李氏朝鮮の暗愚のせいであった。
日本併合時代のことは書かれていないが、善政を行ったにしても民族的誇りが傷つけられたことに変わりはない。特に李氏朝鮮ゆかりのものには反日は正義であっただろう。日本敗戦とともに独立した政府の指導者李承晩は復讐の執念に燃え、徹底した反日教育を行った。また、李氏朝鮮500年の小中華主義という中心を失った彼らには、反日以外に韓・朝鮮民族を統一する思想がなかったのであろう。
  「韓国人による恥韓論」によると韓国の反日は「反日教]と呼ぶべきほどの境地に達しているらしい。日帝時代の方がよかったといった90歳の老人を殴り殺すほどなのである。犯罪者も日本のせいでこうなったというほど、すべての悪は日本に帰せられているらしい。
 ここで断っておくが、狂信者の数は20%前後であると思われるということだ。しかし狂信者の無法の前に大多数は沈黙、従順であるのが世の常である。20013年11月のアンケート調査によると、「中国と日本が武力衝突すると、どちらの肩を持つのか」という質問に、26.4%が中国、日本が7.3%、中立が57.8だという。 [反日教]の国で中立が6割に上るところに韓国の悩みがあるといえるだろう。子供たちへの反日教育はますますエスカレートしているというから、狂信者は増加するだろうと筆者は警告している。その上で彼が推奨する日本の韓国に対する態度とは「距離をとる」ことだという。友好ではないのだ。韓国が(中国もだろうが)「皆で仲良くしなければいけない」というときは「だからお前が僕に合わせろ」ということだという。なぜなら韓国は絶対善であり、日本は絶対悪なのだから。こんな狂信にまともつきあうのは愚か者やることだろう。無視しろとまではいわないが、当たらず障らずの基本的な外交姿勢だけで臨むべきだということだろう。河野文書のような下手な妥協はするべきではない。下手に出ればますます居丈高になるのが韓国だという。何もしないというのではなく、基本的外交を積極的に推し進めるべきなのだ。
  「韓国人による恥韓論」も「韓国堕落の2000年史」もその出版には右翼・安部一派の息がかかっているかもしれないことは容易に想像できることである。しかし「大統領を殺す国」の著者辺真一は独立したジャーナリストだから日本批判も忘れない。日本人は罪と罰に対して甘い。だから靖国に戦犯をまつっている。韓国は犯罪に対して厳しいから大統領も殺す。
 彼が進める外交はサプライズである。安倍内閣が進める外交、特に北朝鮮との融和こそ韓国がショックを受けて対日外交に踏み出させる方法だと奨めている。従軍慰安婦問題も日韓条約の見直しでの解決を進めている。竹島については、尖閣や北方領土についても、(共同領有の)友好の島として海域資源の共同開発という方向で解決したらどうだろうかといっている。もっともな意見だ。その方向へ努力するのが現実的だろうが、日本の右翼(靖国教とでもいおうか)が承知するはずもない。日本の右翼も20%ほどしかいないが、その暴力を恐れ良心は沈黙させられている。韓国や中国、ロシアでも同じだろう。ロシアも2島返還以外は譲らないだろう。とはいえ友好路線が唯一の道であり、そのためには長い忍耐と知恵が必要である。


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