けけけ、テーチ(マリンコー)の盆踊りソウルで思い出した。コザの町はロックが盛んでわしらもよく遊びに行った。ビーナスという進駐軍御用達のバー、ここはビリヤード、ダーツ、ピンボールマシン、スロットマシンなど揃え、カウンターの長さ10メートル以上あるかという、別世界。
たまたまオーナーが知り合いだったので、我が物顔で進駐軍方面の方とタイマンを張り、飲み呆けていたのだが、ビリヤードで滅茶苦茶プレイをしておるところに、その男登場。
エディ マーフィを2倍色男にし、その眼光豹のように鋭く、濃紺のスーツ日本人には到底到達できぬ洗練されたものであった。ぎこちないファーストコンタクトから酔っ払いの出鱈目英語で奴とお友達になるまで、ものの2分。結局朝までバカ騒ぎし「またいつか会おうぜブラザー」でお別れ。
翌日、二日酔いのまま店番(家具屋)しておると「ハーイ」と奴、再登場。 まさかひゃ~。
これから、長いお付き合いが始まるのだが、氏名「アランザ B Jr」 米軍で牧師さんでタダの兵隊さんではない、ちょっと変わった立場にあり、偉いさんかと思ったが、結果的にどあほと判明する。
奴の紹介するマリンコー
1 ド田舎者のトーマス(英語が一言も理解できずアランザの通訳付き)=善い奴だった。
2 インテリのテーチ(頭はいいが運動音痴、バッテングセンターでは90Kmに一度もかすらず、今日は死にそうな位、体調が悪いと言い訳)=善い奴だったが盆踊り
3 その他きりがありません。(後20名ほど居ましたがアホばかり)
で、一番アホだったのはやはり、アランザ。沖縄の子「ターミー」ちゃんに恋して本人真剣に結婚を考えるが、ここで障害が発生。実はターミーちゃん仏教徒でなおかつ教義の厳しい教団の信者。
アランザ、お前牧師だろ~とツッコミを入れるのだが愛は盲目。奴はなんと身分を隠し教団に入信しふたりで、富士山登山に参加(船6泊、陸1泊)ジーザス泣いています(?)
任期が切れアメリカに帰る前「別れたくない、今ここから飛び降りたら(5階ですよ)怪我して帰らなくても済むか・・・」っていうか、確実に死にます。とか、
「HACHIあなたはわたしの親友、でも ターミーを紹介したこと恨みます」など逆恨み?
出会いの頃のあの豹男アランザは何処?
まあ結局帰ったけどね。
昔話にお付き合いありがとうございます。お礼に「コザのカレー」の写真お見せします。
約900円(飲み物付き) 食べた気分でハッピー!!
BY HACHI公