水道屋の重は市場の中をあれこれ飲み歩き、客の面子をうかがっては女性がいないと「ど~も~、ど~も~」などとスルーしながら気楽に生きる。水道屋だから堅気と思われているが、この話の登場人物ほぼヤクザであり、重もご多分にもれず暁組の舎弟。ただ、一部の幹部をのぞきその事実を知る物は無く、あくまでも水道屋として市場では認識されていた。あの女を除いて。
爆弾のお池は市場から離れた町で惣菜屋を営み、特に海苔で巻いたおにぎりが評判で、お客さんの注文に応じ、時々は市場にも出張販売をしていて、それが縁で熱湯のMARIOの愛人となった。今回の抗争でMARIOを失い、その相手が古弦組だと知っていて、必ず敵を討つと密かにチャンスをうかがっていたのだが、くのいちおるみ&はちが古弦組長、美瀬会長を獲った後、ターゲットを絞れずにと言うか、失くしてしまった空虚感で心は定まらない。
お池が重が暁組である事を知ったのは偶然にも水道屋の業界紙「水~水」のインタビュー記事「新春あの人の秘密特集」であった。重の紹介箇所で「重さんの副業=暁組間者情報収集を主に活動」と堂々と記載されていて、多分、誰も読まないから遊びで載せてしまえとなったのがお池の目に入ってしまったという訳です。
雨であった。市場のアーケードは老朽化しており、ところどころ大きな穴が開いてしまい、その部分から雨が激しく落ち、その場所を避けながら右左と千鳥足の酔客があちらこちら。雨を避けきれずずぶ濡れになる者も何人かいて、うひょーと悲鳴を上げたりする。その中の一人が目指すターゲット重と確認し、行動に移すお池。
飲み歩きほろ酔いの重、お池が声をかける。「重さん、爆弾おにぎり、おひとつどうぞ」
「ど~も~」女性に弱い(男は大抵そうですけど)重、爆弾おのぎりをひと噛みすれば、爆弾の中の爆弾の起爆装置がON。重、頭を吹っ飛ばされバラバラになった。目撃者、パズの三品によると打ち上げ花火のようで綺麗でしたね~とのこと。抗争後、市場名物「爆弾おにぎり」としてルフージュの忍が発売したところ、大人気となり、お遊びで10個に1個は激辛ハラペーニョ入りとし(激辛爆弾)当たればラッキーとおまけを付ければ更に人気に拍車をかける。
飽きてきたので、あらすじ。しみず、お池、くのいちおるみ、たもつを殺害。重(千里)生き返りしみずを殺害。はち、重をやり、重の愛人くでこにやられてお終い。
ルール(1)栄町周辺の皆さまのお名前を借りる。(2)人物描写はやらない。知っている人は名前で登場人物の顔を想像し笑う。(例外はしみずさんだけ)それにしても、栄町住人、多数いてダーナ(ダールとして)サワデー(さわるで~)仲村さん、下川さん、伊礼くん、便利屋、その他出演させきれなかったのは心残りでは有るけど、無理無理。
なので、完全に身内が楽しむ話となり、栄町に縁の無い方には申し訳ございませんでした。チョッとした、しみずさんの「栄町にはヤクザがいない」の発言からネタに困ったHACHI公の妄想にお付き合い下さいまして謝謝。
これからは心を入れ替えまして「BAND」「音楽」などを中心に書くと言いつつ元の黙阿弥。このままでしょうね~。