床以外はシースルーで、これは外の景色を楽しんでもらいたいと設計者の意向でしょうが、むしろ、恐怖感を煽る結果じゃあ、あ~りませんか?。近未来を実感させるビルは、ほぼ円柱型をしており、エレベーターは螺旋を描くようにくるくる回りながら外壁を上昇していく構造。まあ、バネを下から上へ昇ると想像していただきたい。
ブーンというハミング音を耳で聞くと言うより、体の芯で感じつつ搭乗者は自分ひとりと心細いね。目的階最上階400階のボタンを押し、素早い反応でキュンと小さく音を立ててエレベーター動き始める。周りの風景オフィス街と丁寧に管理された植木が綺麗だねと思う間もなく、加速が始まる。
スムーズな加速であり急激なGを感じることなく「意外と楽しいね」と考えているが、周りの風景、超ハイスピードで後方に流れ去り尋常な速度ではない。うわ~怖いとビビり始めると同時にエレベーターは遠心力の影響で斜め45度の角度に傾き、慌ててシースルーの壁に設置されているシースルーの手摺りを死に物狂いで握り締め、念仏。
恐怖で目を開けられないが、同時に周辺を確認しないと、それも恐怖。恐る恐る薄目を開け状況確認するも、あまりのスピードで色彩が線となって後方に流れるのみ。見えるのは己の真っ白で血の気のない両手首、これは力の限り手摺りを握り締めたせい。それと、デジタル表示の階数が120,121,122,123,124~189・・・と凄まじい点滅で変わる変わる世界は変わるわ~。
階数表示もうすぐ300超えになるけど、減速する気配がないじゃん、これ、どうなる?
なんて思っていたら案の定、最上階で停止することなくクルクル回りながら天空に向け打ち上げ。
あ、死んだね。で目が覚めます。
これ、昔、定期的に見た悪夢。夢の冒頭からエレベーターの中なので「乗らない」という選択肢はありません。心理学的には性的ね、と分析されるんでしょうが、だったらストレートに綺麗なね~ちゃんとHする夢をみたいものです。私、相当、ひねくれ物かしら?エレベーターの夢、他にも何パターンかありますが、最近慣れっ子になつたのでつまらんと思っていたら、新パターン「高速バスの徐行」の夢を見るようになり、これが超怖いんです~。いつか書きます。
よんでくれてありがとうございます。
じいじ、おバカさんね。