うむ、わしは沖縄の離島で生まれ16には東京におった、関東大震災にでっくわし、朝鮮人が井戸に毒など入れとるちゅうて、みんなでチョン公狩りなどやったが、実はわしとて田舎者、ウチナー訛りが酷く下手するとお前、朝鮮だろが~などと詰問されその挙句、間違いで殺されてしまう恐れがあったから進んで徒党を組んだっう訳だ。その後島に帰り、のんびりと農業やりながら水に乏しい島の為に灌漑施設、溜め池など造り感謝されたりして、エライだろ~。したら、戦争が始まり島から逃げ出すため沖縄本島まで子供をおぶって泳ぎ切った。あれは途中海流の早い場所が有り、真っすぐ進むつもりが南側に流されるから、目的地より遥か北に向かう進路で泳がなくては。距離は今の船で30分・・・9キロ位かまあ、実際にはその倍くらい、よく泳いだもんだ。それから、子供にも恵まれ、ついでに2号さんとも子作りした。ぐわはは、戦後は幸せな日々。
先輩は凄いね。私の親戚のおじい(故人)の話です。実際にはもっと深く興味深い出来事満載ですが短くまとめました。御葬式の時、本妻と2号さんの両家族が仲良く並んで、和気あいあいと式に参列する姿が微笑ましかったです。
おじいに会った後は食い物に会いましょう。彼らのお陰で今の私達は幸せです。
タイトルの「今宵あなたと」は思い付きで決めました。中身と関係ないね。うけけ。
おじいを含む先人たちに感謝しつつ。
読んでくれてありがとうございます。