世界標準技術開発フォローアップ市場展開

ガラパゴス化から飛躍:小電力無線IEEE802規格開発会議・・・への寄与活動拡充

金総書記、装甲列車でロシア入り プーチン大統領と会談へ 2023年9月13日BBCNEWSJAPAN

2023-09-16 17:20:11 | 連絡

北朝鮮の金正恩総書記が乗った列車が12日、ロシア沿海地方のハサンに到着した。金氏はいったん列車を降りて歓迎を受けた。

列車はその後、北上を続けたとされる。金氏は13日にも、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談するとみられている。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、金氏は10日に平壌を専用の装甲列車で出発した。

公開された映像では、列車が国境近くハサンの駅に着くと、金氏は赤いカーペットの上に降り立ち、ロシアの代表団と金管バンドに歓迎された。

金氏はまた、ロシアのアレクサンドル・コズロフ天然資源相と会談。

オレグ・コジェミャコ沿海地方知事がその映像を公開した。

知事によると、年内に共同で観光プロジェクトと農業プロジェクトを発足させる可能性について話し合ったという。

金氏とプーチン氏がロシアのどこで会談するのかはわかっていない。当初はプーチン氏が出席している「東方経済フォーラム」が開かれている極東ウラジオストクで会談するとの見方が出ていたが、金氏の列車は同市から離れた場所に向けて北上したとされている。

会談の候補地としては、中国との国境に近いボストチヌイ宇宙基地

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ボストチヌイ宇宙基地(ボストチヌイうちゅうきち、ロシア語: Космодром Восточный、英語: Vostochny Cosmodrome)は、ロシア連邦が極東ロシアで運用する宇宙ロケットの発射場である。
ソユーズ2ロケットとアンガラ・ロケットの2つの射点が建設される[1][2]。
アムール州のウグレゴルスクの南、スヴォボードヌイの北にあるスヴォボードヌイ宇宙基地跡地に位置している。近くの駅はシベリア横断鉄道のレデャーナヤ駅(英語版)で、M58国道(チタ~ハバロフスク)も走っており、太平洋側からの輸送にも便利である。
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が取りざたされている。

ロシア初の商用宇宙基地であり、プーチン氏肝いりのプロジェクトの一つでもある。

プーチン氏はこの宇宙基地に行く予定があると発表しているが、金氏とそこで会うとは明言していない。

東方経済フォーラムで質問を受けたプーチン氏は、「私がそこに行けば、わかるだろう」と答えた。

北朝鮮は宇宙開発計画についてロシアとの協業を探る可能性がある。

北朝鮮は8月下旬、2回目となる偵察衛星の打ち上げに失敗している。

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  • ロシアが北朝鮮から武器調達を計画、食料と引き換えに=米高官

当局者が米CBSに語ったところでは、両首脳は会談で、北朝鮮によるロシアへの武器提供の可能性について話し合う可能性が高い。

クレムリン(ロシア大統領府)は、この「本格的な訪問」で「二国間関係、地域および世界の情勢」が話し合われると説明している。

両首脳は13日にも会談する見通しだが、クレムリンは、会談は「近日中」に行われるとしている。

〇20両の防弾車両で移動か

金氏の外国訪問は、2019年にウラジオストクでプーチン氏と初会談したのが最後。

この少し前には、ドナルド・トランプ米大統領(当時)とヴェトナムで非核化協議に臨んだが決裂した。

今回、金氏が乗ったとされる列車は、少なくとも20両の防弾車両で構成されているとみられている。

通常の列車より重く、最高時速は59キロメートルとされる。

米ホワイトハウスは、北朝鮮とロシアの武器交渉が「活発に進んでいる」ことを示す新たな情報があると明らかにした。

米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が7月に北朝鮮を訪問した際、「砲弾を売るよう北朝鮮への説得」に努めたと述べた。

両国はアメリカのこの主張を否定している。

アメリカとその同盟国は、ロシアと北朝鮮の軍事的関係が緊密になる可能性に懸念を表明している。

一方、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシアは常に国益のために動くと発言した。

ロシアメディアの取材に対しペスコフ氏は、「(ロ朝)両国の利益こそ我々にとって重要であり、ワシントンからの警告ではない」と述べた。

北朝鮮情勢に詳しい米カーネギー国際平和財団のアンキット・パンダ氏は、今回の首脳会談について、ロシアと北朝鮮が互いに相手が欲しがっているものを持っている状況で行われるとBBCに説明

「重要なのは、相手の援助に対して支払ってもいいと思える適切な価格で、双方が折り合えるかだ」と述べた。

パンダ氏によると、ロシアは北朝鮮に砲弾やロケット弾などの通常兵器を求め、引き換えに食料や原材料の提供を持ちかけるとみられる。

あわせて、国連など国際的な協議の場で引き続きロシアを支援するよう求めるとみられる。

「これを機に、北朝鮮が徐々により高度な武器をロシアに渡し続け、それによってロシアが通常兵器の在庫を維持・補充するという展開になる可能性がある」

ロシアは122ミリと152ミリの砲弾の在庫が不足しているとみられている。

ただ、北朝鮮がそれに対応できるのかは、秘密主義的な同国の兵器在庫が把握できないことから、判断するのは難しい。

金氏とショイグ氏の7月の会談では、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「火星」も展示された。

北朝鮮初の固体燃料型ICBMとされる。

金氏が外国要人を北朝鮮に迎え入れたのは、パンデミックが発生して以降、この時が初めてだった。



東京都大田区の😨新型コロナウイルス感染症定点医療機関36週報告 1定点あたりの件数は11.62件  前週対比0.90倍

2023-09-16 17:20:11 | 連絡
2023年5月8日より、新型コロナウイルス感染症は、定点把握対象疾患(週単位)となりました。
大田区の新型コロナウイルス感染症定点報告は第19週分(5月8日~5月14日)より開始しています。
(第1週から第18週(5類以降前)は、新型コロナウイルス感染症全数を定点報告数に換算した値です。)
新型コロナウイルス感染症は、季節性インフルエンザと同様に区内21か所の定点医療機関からの報告を集計します。
第26週は定点医療機関より122件報告されました。(1定点あたりの件数は、5.81件です)
第27週は定点医療機関より134件報告されました。(1定点あたりの件数は、6.38件、前週対比6.38÷5.81=1.09です)
第28週は定点医療機関より175件報告されました。(1定点あたりの件数は、8.33件、前週対比8.33÷6.38=1.30です)
第29週は定点医療機関より181件報告されました。(1定点あたりの件数は、8.62件、前週対比8.62÷8.33=1.03です)
第30週は定点医療機関より216件報告されました。(1定点あたりの件数は、10.29件、前週対比10.29÷8.62=1.19です)
第31週は定点医療機関より206件報告されました。(1定点あたりの件数は、10.84件、前週対比10.84÷10.29=1.05です)
第32週は定点医療機関より160件報告されました。(1定点あたりの件数は、10.00件、前週対比10.00÷10.84=0.92です) 
第33週は定点医療機関より185件報告されました。(1定点あたりの件数は、9.25件、前週比9.29÷10.00=0.92です)
第34週は定点医療機関より249件報告されました。(1定点あたりの件数は、11.86件、前週比11.86÷9.29=1.28倍です)
第35週は定点医療機関より270件報告されました。(1定点あたりの件数は、12.86件、前週比12.86÷11.86=1.08倍です)
第36週は定点医療機関より244件報告されました。(1定点あたりの件数は、11.62件、前週比11.62÷12.86=0.90です)
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/kansen_taisaku/syuuhou.html



東京都の18週目(9/4~)の😨新型コロナの感染者数 /医療機関は1週目(5/8~)対比6倍に増加!         

2023-09-16 16:55:12 | 連絡
😨新型コロナ「5類」へ移行後も「第9波」がくる懸念は「十分ある」「飯田浩司のOK! Cozy up!」2023-04-29青山繁晴
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/26432b8b63df7befbde609ae70dd2811
◇モーニングライフアップ 今日の早起きドクター 新型コロナ5類 発熱外来医療機関数5,240機関ー4分ー6月05日月曜日尾﨑治夫会長のサイト
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/66131d44d6a0ba4370cb5fb11fdb95a3
😨大和田獏、妻・岡江久美子さん(享年63)<+平均余命26年=89歳>は「袋みたいなところに入って…」つらい別れを告白「まだ納得いってない」2023/9/5「徹子の部屋」
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/14824a0b677de71005fec4d7d6095f04
◇東京都😨新型コロナ感染者推移データに関する有料公共全国放送NHKのサイト
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/pref/tokyo.html
😨新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、2023年5月8日(月)に「5類」に移行したことに伴い、新型コロナの感染状況を示すデータは、これまでの「全数把握」から、全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。「定点把握」のデータの発表は、2023年5月19日(金)から始まりました。
1週:2023年5月8日〜5月14日:2.40人(1)
2週:2023年5月15日〜5月21日:3.53人 (3.53÷2.4=1.4倍)
3週:2023年5月22日〜5月28日:3.96人 (3.96÷2.4=1.6倍)
4週:2023年5月29日〜6月4日:5.29人 (5.29÷2.4=2.2倍)
5週:2023年6月5日〜6月11日:5.99人(5.99÷2.4=2.4倍)
6週:2023年6月12日〜6月18日:5.85人(5.88÷2.4=2.4倍)
第7週:2023年6月19日〜6月25日:6.22人(6.22÷2.4=2.5倍)
第8週:2023年6月26日〜7月2日:6.85人(6.85÷2.4=2.8倍)
第9週:2023年7月3日〜7月9日7.58人(7.758÷2.4=3.2倍)
第10週:2023年7月10日~7月16日8.25人(8.25÷2.4=3.4倍)
第11週:2023年7月17日〜7月23日9.35人(9.35÷2.4=3.8倍)
第12週:2023年7月24日〜7月30日11.12人(11.12÷2.4=4.6倍)
第13週:2023年7月31日〜8月6日11.53人(11.53÷2.4=4.8倍)
第14週:2023年8月7日~8月13日10.37人(10.37÷2.4=4.3倍)
第15週:2023年8月14日〜8月20日10.96人(10.96÷2.4=4.5)
第16週:2023年8月21日~27日14.53人(14.53÷2.4=6.0)
第17週:2023年8月28日~9月3日17.01人(17.01÷2.4=7.0)
第18週:2023年9月4日~9月10日16.36人(16.36÷2.4=6.8)






内閣改造で暗躍した2人のドン、「ドリル優子」起用の内幕とは?2023.9.15清水克彦

2023-09-16 12:24:58 | 連絡
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清水克彦
政治・教育ジャーナリスト/大妻女子大学非常勤講師
フォロー
しみず・かつひこ/1962年愛媛県生まれ。
京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。
文化放送入社後、米国留学を経て、キャスター、国会キャップ、報道ワイド番組チーフプロデューサーを歴任。
現在は報道デスク。
東京経営短期大学でも講師を務める。
著書に『日本有事』(集英社インターナショナル新書)、『台湾有事 米中衝突というリスク』『安倍政権の罠 単純化される政治とメディア』(ともに平凡社新書)、『ゼレンスキー勇気の言葉100』(ワニブックス)、『ラジオ記者、走る』(新潮新書)ほか多数。公式ホームページ http://k-shimizu.com/
 
 
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〇「変化を力にする内閣」ではなく「自分自身の防衛力強化内閣」
自民党役員人事の決定と第2次岸田再改造内閣の発足を翌日に控えた9月12日、JR高崎線宮原駅西口に、立憲民主党の枝野幸男前代表の姿があった。
「次元の異なる少子化対策とその財源」や「マイナンバーカードと保険証の一体化」、そして「防衛費増額に伴う財源とその使途」や「福島第1原発処理水放出の余波」など、この日、枝野氏が駅立ち(駅頭での演説)で指摘した問題のすべてが、とりもなおさず、岸田政権が抱える喫緊の課題になる。
では、岸田文雄首相が今回の自民党役員人事と内閣改造でこれらの課題に向け、まい進できるのか?と聞かれれば、その答えは「極めて難しい」と言うしかない。 
岸田首相は人事を終え、9月13日夜の記者会見で、「この内閣は『変化を力にする内閣』だ。変化を力として『あすは、きょうより良くなる』と、誰もがそう思える国づくりを一緒に行っていく」と述べた。
 ただ、党内第2、第3派閥の領袖、麻生太郎氏と茂木敏充氏、それに、最大派閥安倍派から、「5人衆」の中でも中心的存在の萩生田光一氏を、それぞれ自民党副総裁、幹事長、政調会長に留任させた党役員人事には、安倍、麻生、茂木の3派閥を取り込み、来年秋の総裁選を無風に近い形で乗り切ろうとする思いが透けて見える。
また、菅義偉前首相や二階俊博元幹事長に近い森山派会長の森山裕氏を、選挙対策委員長から総務会長に横滑りさせた点からは、なりふり構わず「総主流派体制で政権維持」という切羽詰まった感も読み取れる。
 内閣改造で言えば、
(1)「女性登用を目玉に」の狙いどおり、女性閣僚が留任を含め、過去最多タイの5人
(2)初入閣組が、19人の閣僚のうち半数を超える11人
 これら二つの点は、評価できなくもない。
とはいえ、「刷新」のイメージを打ち出すなら、誰よりも代えるべきだった官房長官を、岸田派の小野寺五典元防衛相や根本匠元厚労相、あるいは突破力がある萩生田氏あたりに交代させてもよかったのでは、と思う。
 それを、萩生田氏と同じ安倍派「5人衆」の1人、松野博一氏留任で着地させた点、そして、2年前、総裁選で争った河野太郎氏と高市早苗氏を留任させた点は、「変化を力にする内閣」どころか、「変化させないことで首相自身の党内での防衛力を高めた内閣」とでも言うべきものだ。
 岸田首相は、9月5日、ASEAN首脳会議とG20首脳会議に出席するため日本を離れる直前、側近に、「最後の人事にするつもりで自前の人事を行う」という方針を伝えている。しかし、結果を見れば、安倍派、麻生派、茂木派におもねる人事になってしまったと論評すべきだろう。
〇内閣改造に注文をつけた森元首相と麻生副総裁
人事を間近に控えた8月下旬から9月上旬、岸田首相に注文をつけていた人物がいる。一人は、今なお「安倍派のドン」として君臨する森喜朗元首相である。
 森氏は、8月29日、東京プリンスホテルで開かれた青木幹雄元官房長官のお別れの会で、「心残りは小渕恵三さんのお嬢さんのこと。あなたの夢、希望がかなうように最大限努力する」と語っている。
 その森氏は、同時期に岸田首相と電話で会談し、「『これなら衆議院解散・総選挙ができるよね』という顔触れにしたほうがいい」とアドバイスを送った。
もう一人は、麻生氏だ。9月7日、東京都内のステーキ店で茂木氏と酒をくみ交わした麻生氏は、「茂木幹事長交代」「代わりに茂木派の小渕優子氏を処遇」で調整しようとしていた岸田首相に、茂木氏を外さないよう強く迫った。 
そもそも、86歳の森氏や82歳の麻生氏が今なお実権を握る政治に「刷新」など望むべくもないが、その森氏や麻生氏のアドバイスが、茂木氏留任と小渕選挙対策委員長就任の大きな後押しになった。
小渕氏に関しては、岸田首相の頭の中に再入閣もあったとされる。
ただ、小渕氏には、2014年、政治資金問題で経済産業相を辞任した黒歴史がどうしても付きまとう。
当時、証拠となるパソコンをドリルで壊したことで、今もなお「ドリル優子」と揶揄(やゆ)され続けている。
 これに加え、「麻生氏のプッシュで留任した茂木氏が小渕氏の入閣には強く抵抗した」(自民党中堅議員)ため、選挙を取り仕切る責任者(実際には幹事長の茂木氏が最高責任者)に落ち着く形となった。 
その小渕氏は、9月11日、自民党の総裁室に呼ばれ、岸田首相と面会した後、ある政治ジャーナリストに電話を入れている。「特にポストの打診はなく、政権への感想を聞かれただけ」と語ったそうだ。
 実はこのとき、選挙対策委員長を打診されたとみられるが、就任後さっそく、「週刊文春」が、小渕氏の関係政治団体が、2015年以降、7年間で1400万円以上を自身のファミリー企業に支出していたとする疑惑を報じている。
「決して忘れることのない傷。今後の歩みを見ていただき、ご判断いただきたい」
 9月13日、就任会見でこのように述べた小渕氏には、あらためて説明責任が問われる可能性がある。
〇党内の「求心力」は人事後は「遠心力」に変わる
元来、内閣改造は必ずしも政権浮揚につながるとは限らない。
むしろ勝負手である衆議院解散のほうが、2005年、小泉政権時代の「郵政民営化解散」や、2014年、第2次安倍政権下での「アベノミクス解散」のように、求心力を高める結果になるケースが多い。 
2007年、第1次安倍政権で行われた内閣改造、あるいは、その翌年、福田政権で実施された内閣改造のように、人事を断行しても支持率が上がらず、1カ月前後で退陣に追い込まれた例も少なくない。
人事は政権の体力を奪いかねない劇薬なのだ。 
直前までは、大臣・副大臣待望組を中心に党内で保たれていた求心力が、終わった途端、「な~んだ」と遠心力に変わる。
実際、「攻めの人事」どころか「守りの人事」となった今回、岸田首相を支える岸田派内では、「女性閣僚を重視したせいでうちが冷や飯を食わされた」との声が上がり、二階派内でも「要望していた顔ぶれと違う」と怒りの声が聞かれる始末だ。
<初入閣組が11人もいる点>
 官房長官や文部科学相を歴任した河村建夫氏が、筆者にこう語ったことがある。
「閣僚になって1年は何もできない。省内を把握し幹部の名前や特性を理解するのに時間がかかり、覚えた頃に内閣改造で交代になる」
 つまり、防衛、少子化、農林水産など、日本の今後を決める省庁の閣僚に初入閣組が就いたことは、一見、フレッシュには見えるものの何も成果を上げられない恐れがあるということになる。
 また、10月半ばから始まると見られる臨時国会で答弁に窮したり、「政治とカネ」や「旧統一教会」関連の問題が浮上したりすれば、政権の命取りになる危険性もはらむ。
<マイナンバーよりインボイス制度のほうが面倒な点>
 マイナンバーカードをめぐるひも付けミス以上に国民の間に不満と懸念が広がるのが、インボイス制度の10月1日からの導入だ。
 これまでは事業者は領収書で税額控除できたが、今後は原則としてインボイス(品目ごとに消費税率と税額を明示する適格請求書)が必要になる。
インボイスを発行するには課税事業者になる必要があり、発行できない場合、取引を打ち切られたり、消費税分の値引きを要求されたりする可能性があるため、「結局は税収を増やすのが目的」という政府への疑念が広がることになりかねない。
<防衛費増額や少子化対策に「痛み」を伴いそうな点>
 年々増える防衛費が来年度予算の概算要求で過去最大の7兆7000億円を超えた。
近い将来、増税で財源を確保しようとすれば、野党だけでなく自民党保守派からも批判を受ける。
 少子化対策に関しても、経団連が9月11日、来年度の「税制改正に関する提言」で「消費税引き上げ」を選択肢として盛り込んだように、消費税増税が視野に入ってくるようであれば、支持率がさらに下落する。
 そうでなくとも、補正予算で思い切った経済対策が打てず、ガソリンや物価高騰が続くようなら、支持率のV字回復は望めない。
 
〇岸田首相がもくろむ総裁選での再選
こうした中、今回の人事を受けて、東京・永田町では早くも「衆議院の解散・総選挙は近い」という声が広がり始めた。
「岸田首相は、盛山文部科学相を通して10月に旧統一教会への解散命令を東京地裁に請求し、補正予算を成立させた後、解散に踏み切るかも」(前述の自民党中堅議員)といった見方である。
この場合、10月下旬解散、11月14日(大安)公示、同26日(これも大安)投開票となる
 最近では、2017年9月、「森友・加計問題」で批判の矢面に立っていた安倍首相が、「国難突破解散」と位置付け、勝負に出て圧勝した例がある。
マスメディアがはじき出す支持率と選挙の勝敗の相関関係は思ったほど高くない。
そのため、岸田首相が解散権を行使する可能性は捨てきれないが、人事で出そろった顔ぶれを見ると、筆者には、岸田首相が来年秋の総裁選勝利を最優先に、自分自身の防衛力を強化するために配置した布陣に見えて仕方がない。
(政治・教育ジャーナリスト/大妻女子大学非常勤講師 清水克彦)


権謀術数? 深謀遠慮? 改造内閣、本当の“目玉”2023-09-15報道部畑中デスク 

2023-09-16 11:01:53 | 連絡
By - 報道部畑中デスク 公開:2023-09-15 更新:2023-09-15
 
〇「報道部畑中デスクの独り言」(第340回)
ニッポン放送報道部畑中デスクのニュースコラム。
今回は、改造内閣の「目玉」について---
第2次岸田再改造内閣が発足しました。
今回は6人が留任で、いわば「政権の骨格」が維持されましたが、11人が初入閣、女性閣僚は5人で過去最多に並ぶ陣容となりました。 
女性の政治参画が遅れているのは国際的にも問題と言われている。
総理の意気込みを感じた」(加藤鮎子・子ども政策担当相)
「生活者目線の政策や、わかりやすい説明で、女性閣僚として私に与えられた役割を発揮していきたい」(自見英子・地方創生担当相)
その他、土屋品子復興相が初入閣、上川陽子外相は再入閣、高市早苗経済安全保障担当相が再任となりました。
こうした女性閣僚の数がニュースにならなくなる時代が来るのを望みたいものです。
一方で留任した6人は、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル相、鈴木俊一財務相、斉藤鉄夫国土交通相。また、自民党役員人事では茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長が続投と……政権の骨格維持たるゆえんです。 
この内閣は『変化を力にする内閣』。
明日はきょうよりも良くなる、誰もがそう思える国づくりを
岸田文雄首相は組閣後の記者会見で、内閣をこのように名付けました。
ひねりのない素直な命名です。
経済、社会、外交・安全保障を3本柱とし、特に、物価高への対応や、構造的賃上げの実現などに向けた経済対策の取りまとめを月内に閣僚に指示する方針を示しました。
「〇〇内閣」……新しい内閣が発足すると命名されるのが常ですが、
野党の反応です。
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「薄味な内閣改造」(立憲民主党・泉健太代表)
「総裁選対策内閣」(日本維新の会・馬場伸幸代表)
「聞く耳持たずに突き進む内閣」(共産党・小池晃書記局長)
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軒並み突き放す表現ですが、国民民主党の玉木代表は「『賃上げ実現内閣』になってもらいたい」と、政権におもねっているかのような柔らかさでした。
国民民主党のスタンスはさておき、一方で玉木代表からはこんな発言もありました。
「入った人より、入らなかった人に関心がある。柱が抜けたときの岸田総理を支える体制として疑問」
玉木氏が指摘する「入らなかった人」……その1人として林芳正外相の名を挙げました。なぜ、林氏が外れたのか……これについては首相会見でも記者から指摘されました。
「外交は首脳会合が大変大きなウェイトを占める。
長く外務大臣を務めるなかで首脳会合の重要性を痛感した。
私自身、首脳外交で大きな役割をこれからも果たしていきたい。
林大臣も有能な大臣だったが、党内の有能な人材にも力を発揮してもらう体制を組むことは、より外交を前進させていく上で意味のあることだと考えている」
 外交に強い自信をにじませた首相の回答です。
政治に限らず、物事は自信のある分野で足をすくわれることも少なくないだけに、細心の注意をお願いしたいところです。
会見では私も、原発処理水の海洋放出に関し、中国の水産物禁輸措置への一段の打開策について質しました。首相の回答は以下のようなものでした。
「先日、ASEAN関連首脳会議で中国の李強首相に対し、日本の立場を直接伝えた。引き続き中国に対し、即時撤廃を求めていきたい」
「ホタテの加工をおたくにはやらせない」……これぐらいのことは言ってもらいたいところですが、岸田首相にはないものねだりか? これまでの姿勢を改めて強調しました。
この処理水海洋放出の他、ウクライナ侵攻など、外交問題が山積するなかでの外相交代です。
親中派とされる林氏に対し、上川氏の外相起用、また、あわせて今回就任した木原稔防衛相とともに、台湾有事へのシフトという見方もありますが、いささか解せないところです。
先の総裁選で戦った高市早苗氏、河野太郎氏の閣僚再任、茂木敏充氏の幹事長続投……ライバルを閣僚や党の要職にとどめ、いわば「動きを封じる」ことで、維新の馬場代表が指摘するような「総裁選対策」を敷いたという見方があります。
だとすると、岸田派である林氏の処遇は、逆に「ポスト岸田」へのフリーハンドを与えたのかどうか……今後の動きに注目したいと思います
 人事というものに正解はありません。
派閥のバランスを取れば「派閥均衡内閣」と揶揄され、ある派閥を重用すれば「偏重」と批判されます。
苦心の跡がみられる今回の人事ですが、最大の“目玉”は、林外相が閣外に去ったことなのではないかと私は思います。
最後に現場の状況を1つ。
今回の閣僚呼び込みで特徴的だったのは、新閣僚の顔にマスクがなかったこと。
新型コロナウイルスが5類に移行した影響です。
東京都の16週目(8/28~)の😨新型コロナの感染者数 /医療機関は1週目(5/8~)対比7倍に増加!
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/e09887a0412a4d267681ea729b121f51

東京都大田区の😨新型コロナウイルス感染症定点医療機関35週報告 1定点あたりの件数は12.86件  前週対比1.08倍
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/bb53b30af14a0c5cfc03b96d840a990f


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ここ最近は、マスク姿の閣僚呼び込みが続いていました。
初入閣の人物は面識に乏しい上に、マスクのために、前もって写真を確認していても誰か判然とせず、音声収録後に「あれ誰だっけ?」と、記者間で確認することもありました。
 今回はしっかりと“お顔”を確認。そういう意味では文字通り、「顔の見える内閣」となりました。
官僚の原稿棒読みでなく、自らの言葉をもつ大臣を期待したいものです。(了)