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極西大陸,世界化, 世界一労働時間が短いドイツが超好景気なワケから政財界、官界、学界への提言

2019-10-17 16:53:04 | 連絡
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熊谷 徹(くまがい・とおる)
フリージャーナリスト
1959年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、NHKに入局。ワシントン支局勤務中に、ベルリンの壁崩壊、米ソ首脳会談などを取材。90年からはフリージャーナリストとしてドイツ・ミュンヘン市に在住。過去との対決、統一後のドイツの変化、欧州の政治・経済統合、安全保障問題、エネルギー・環境問題を中心に取材、執筆を続けている。『ドイツは過去とどう向き合ってきたか』(高文研)で2007年度平和・協同ジャーナリズム奨励賞受賞。
「なぜドイツ人はこんなに労働時間が短いのに、経済が回るのでしょうか?」
 私はこの国に派遣された日本企業の駐在員からよくこういう質問を受ける。結論から言えば、日独のワーク・ライフ・バランスの充実度を比べると、ドイツに軍配を上げざるを得ない。これは私が日本で8年間、ドイツで29年間働いた経験に基づく実感である。
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■お金に振り回されないドイツ人
■最小の労力で最大の成果を生む働き方
■費用対効果が低い仕事は断る(注1)
■労働によって自己実現しようとする人は少ない
■「カローシ」という日本語が有名に
■男性が3カ月の育休をとるのは日常茶飯事
■日本人より短い時間で1.5倍の価値を生むドイツ人
■サービス業=皆で渡れば怖くない横並び論志向の政治家や大会社経営トップか?=の生産性がとくに低い日本
■ゆとりある働き方でも日本をしのぐ経済成長率
 
GDPの成長率においても、2017年のドイツは2.5%で、日本(1.7%)に大きく水をあけている。2014年以降は、ドイツ経済が拡大するテンポは日本経済よりも速くなっている。
 
さらに、財とサービスの貿易黒字を合計した経常黒字でも、ドイツは2017年に中国を追い抜いて世界1位となった。その要因は自動車、機械、プラントなどの輸出が好調であるためだ。ドイツの経常黒字は日本を約41%上回っている。
 
現在ドイツの景気は、1990年の東西統一以来最も良い状態にある。休みが長くても、物づくり大国ドイツの力は衰えていない。これらの数字は、高いワーク・ライフ・バランスを維持しながら、経済成長を続けることが不可能ではないことを示している。
(注1.1)焦点:中国依存のドイツが味わう「ゆでガエル」の恐怖
(注1.2)孫子の名言 10選
(注1.3)5W1H
私にはうそをつかない正直者のお手伝いさんが6人居るんだよ (その者達は私の知りたいことを何でも教えてくれるんだよ); その者達のなまえは「なに? (What) 」さん、「なぜ? (Why) 」さん、「いつ? (When) 」さん、「どこ? (Where) 」さん、「どんなふうに? (How) 」さん、それから「だれ? (Who) 」さんと言うんだよ。




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