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JAXAにサイバー攻撃か、宇宙開発の「機微」閲覧の恐れ…警察から連絡受けるまで気づかず2023/11/29読売

2023-11-30 16:08:39 | 連絡
宇宙航空研究開発機構( JAXAジャクサ )が今年夏頃、サイバー攻撃を受けていたことが複数の関係者への取材でわかった。
組織内のネットワークを一元管理する中枢サーバーが不正アクセスされ、日本の宇宙開発に関する機微な情報を自由に閲覧できた恐れがある。
JAXAは政府や警察と連携し、全容解明を急いでいる。
 関係者によると、攻撃を受けたのは「アクティブ・ディレクトリ(AD)」と呼ばれる中枢サーバーだ。
組織内の主要なネットワークにつながっており、職員のID・パスワードや閲覧権限などの情報も管理している。


警察当局が今年秋に不正アクセスを感知し、JAXA側に通報した。
 侵入を許した時期は夏頃だったとみられているが、JAXAは警察から連絡を受けるまで不正アクセスに気づいていなかった。
連絡を受けて、所管省庁の文部科学省に報告し、本格的な調査が始まった。
 現段階では大規模な情報流出などは確認されていないというが、
「ADサーバーに侵入された以上、大半の情報が見られる状態だった恐れが強い。非常に深刻な事態だ」(関係者)と受け止められている。
JAXAは実態解明とともに、ネットワークの 脆弱ぜいじゃく 性の点検を急ぐ方針だ。
2003年発足のJAXAは、日本の宇宙開発の中核を担う国立研究開発法人だ。
ロケット打ち上げや有人宇宙開発、小惑星探査などを幅広く手がけ、
近年は人工衛星や宇宙ゴミの監視など安全保障分野で防衛省との連携も進めている。
 16~17年に日本の防衛関連企業が大規模サイバー攻撃を受けた際、
JAXAも標的の一つとなった。
警視庁は21年4月、中国軍の指示を受けたハッカー集団が攻撃元だったと判断し、関与した疑いのある中国在住の中国共産党員の男を、私電磁的記録不正作出・同供用容疑で東京地検に書類送検した(同年10月に不起訴)。
今回の攻撃元は明らかになっていないが、JAXAが持つ機微な情報が狙いだった可能性がある。
政府は今国会で、国内の宇宙産業テコ入れに向けてJAXAに1兆円規模の基金を設置する法案を提出し、早期成立を目指している。
存在感を高めるJAXAにとって、サイバーセキュリティーの強化が急務となっている。 



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