<過密「密閉空間・密集場所・密接場面」都心部立地固定型店舗から少子高齢多死時代の「三密回避環境=検温・消毒・マスク、換気・空調、透明アクリルカーテン仕切り/人、平時定員8割減予約2割限定=「全開空間、散在場所、遠隔場面」過疎郊外地域移動型店舗へパラダイムシフトか>
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著者:圓岡 志麻
<圓岡 志麻(まるおか しま)Shima Maruoka
フリーライター
1996年東京都立大学人文学部史学科を卒業。トラック・物流業界誌出版社での記者5年を経てフリーに。得意分野は健康・美容、人物、企業取材など。最近では食関連の仕事が増える一方、世の多くの女性と共通の課題に立ち向かっては挫折する日々。contact:linkedin Shima Maruoka
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2020/08/29 05:35
全国に5万5000店舗が展開し、すでに“飽和状態”を通りすぎているともされるコンビニ業界。女性の社会進出、少子高齢化、世帯人数の減少などを背景に店舗数・売り上げともに伸ばしてきたが、2019年12月末、ついに店舗数が減少に転じた。人口減少からくる客数の伸び悩み、人件費の高騰などもコンビニ業界のマイナス要因として挙げられる。
「ドミナント戦略」と言われた店舗数を増やしてコストダウン、売り上げアップを狙うビジネスモデルは過去のものとなりつつあるようだ。
そんな中、業界では4位のミニストップが、ブランド戦略に打って出た。ミニストップといえば、ソフトクリームやオリジナルスイーツ“ハロハロ”などをはじめとする店内加工フードのイメージが強い。そうした一般に定着したカラーを最大限に活用するためか、このたび、新業態としてソフトクリーム専門店「ミニソフ」を立ち上げたのだ。
今後の重要な課題として予想されるのが、客の要望に応えながらどう商品展開していくか、だという。
「ソフトクリーム専門店をうたっていることもあり、商品カテゴリーをどこまで扱うかは難しい問題です。例えば、コーラフロートは明らかにミニソフの商品カテゴリーから外れる。コンセプトからぶれないようにすることが大切だと思っています」(渡邊氏)
まずは直営店でしっかりと収支をとりながら、将来的にはFC展開も含めて100店舗を目指すという。
冒頭にも述べたように、コンビニも「どこにでもある、何でもある」便利さだけでは難しい時代となっている。プライベートブランドを強化したり、先日紹介したクックパッドマートのように、他業種と連携するなど、特徴を出すためにさまざまな方策を模索している。そしてウィズコロナを含め、時代に合わせた柔軟な運営が求められているようだ。ミニストップのように業態開拓に打って出るのも、そうした施策の1つとなるだろう。
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