開会式、閉会式のほか、柔道、バレーボールなど8競技がテレビでカラー放送された。当時、カラーテレビは1台50万円前後(21インチ型)と高額で販売は伸び悩んでいたとされるが、「競技をカラーで見たい」という人々の思いがその後の需要を喚起したことはよく知られている。
下水道の整備は水洗トイレの普及を後押し。旺盛な建設需要に対応するため、浴槽、洗面台、トイレが一体となった「ユニットバス」もこの時期に誕生した。和式に比べ設置しやすい洋式トイレが採用され、現在では国内で一般世帯普及率が8割に達するという温水洗浄便座がヒットするベースがつくられた。
TOTOは、20年大会の観戦のため訪日する外国人に温水洗浄便座などを体験してもらい、「快適な日本のトイレ文化を世界に発信していきたい」としている。
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