「誰もが被災者になりうる」のに
地球温暖化の影響により、集中豪雨や超大型台風などのこれまで経験のなかったような異常気象が、今後ますます起こりうる可能性は各方面で指摘されている。要は、平安時代の温暖化気候を無知、無理解、無関心、無視して、従来のように,
過去明治以来(1868年~)の降雨量のデータを参考に堤防などを整備したところで、豪雨による氾濫や堤防決壊などのリスクに対処できない可能性が高まるということだ。(注1)
「誰もが被災者になりうる」――そんな未曾有の時代に突入しているにもかかわらず、自然の猛威にさらされる被災地を他人事として眺め、いざそれが自分事になると「寄る辺ない」世界にいることに気付く。これがわたしたちの偽らざる〝現在地〟かもしれない。
(注1.1)日本列島の成立 日本の成り立ちを明かす。今から約3600万年~約2500万年前、これは「地質学」の範疇だが「第三紀(漸 新世)」時代、日本列島は影も形もなかった。 幾多の造山活動、地質変動、氷河期を経て約15万年前、「洪積 世」の頃に日本列島の原型ができる。 しかしこれも中国大陸とは陸続きで、日本海は巨大な湖であった。
約1万年前の「沖積世」と呼ばれる時期になり、ようやく現在の『日本列島』 となった。
(注1.2)2019.5.22 08:45
ソロモンの頭巾】温暖化より怖い寒冷化 低下続く太陽活動と異常気象の気になる関係 長辻象平
黒点の観測が始まった17世紀以降の歴史記録は、地球の寒冷期と黒点減少期の見事な一致を示しているではないか。
平安時代は温暖だったが、そのころ二酸化炭素を排出する産業が活発だったのか。
気温が上昇した20世紀は大気中の二酸化炭素濃度が増加した時代だったが、全般的に太陽活動が活発な時期でもあった。
(注1.3)太陽活動は約11年の周期で活発になったり静穏になったりしています。 太陽の黒点数も、同じく約11年周期で増減を繰り返しており(図4)、 黒点が多いと太陽活動が活発になり、太陽フレアも起きやすくなります。 逆に黒点がないと太陽フレアは起きません。従って、太陽黒点数は太陽活動の一つの指標として良く知られています。
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