A Moveable Feast

移動祝祭日。写真とムービーのたのしみ。

北区 田端4

2007年10月24日 | その日その日
田端は、大きな商店街もないし、崖上の通りもひっそりとしている。
馬込とともに、芥川龍之介や萩原朔太郎らが住んだ文士村として有名で、記念館もあるが、これには、あまり興味なし。
それよりも画家の小杉放庵がここに住んでいたと知って急に親しみが湧いた。放庵は、風の盆に馴染みの深い人だ。
崖上の町という感じが、八尾に似ていなくもない。

奥まった所にこういう外観の家を見かけることはあるが、表通りでは珍しいのではないだろうか。
オブジェやポスター、おもちゃの外箱、写真、絵、植物、紙切れなどいろんなものが貼付けてあった。しかもかなり風化している。
何か売り物があるようにも見えないし、好きなものばかりで固めて行ったら、こうなったということであろうか。
この「好きなものだけで固める」という思想が怖い。
けわしい感じの主人が表に水を撒いて、うちの中に引っ込んだので、覗いては見なかったが、今でも謎である。