護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

07年12月28日 金曜日 歴史問題素朴な疑問。

2007年12月28日 16時37分40秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
07年12月28日 金曜日 歴史問題素朴な疑問。

朝日新聞の集団自決教科書訂正の中見出しばかりを集めてみました。

  

それに付随していたイラストも貼付けてみます。(ここをクリック)

 歴史は真実を伝えるのが歴史だと思っています。
 と言っても日本の神話、天孫降臨などは科学の進んだ現代では誰も本当だとは思わなく、歴史の中の神話として捉えているのが現代人でしょう。

 しかし沖縄、つい半世紀前の出来事がなぜここまで変質して伝えられるのか。私は現実を体験した人間が言い伝えるのが本当の歴史で、戦後、多くの体験者や犠牲者が語るものが真実に最も近い史実ではないでしょうか。

 私たちの年代の人間は、教育の中で、「生きて恥ずかしめを受くるなかれ」の教育を受けた人間にとっては、当時の沖縄の事例は何の疑念もなく受け止めて、軍の強制は当たり前だと感じていましたから、体験はしなくても聞くだけで胸がつまって参ります。

 私はこの教科書を執筆した方々は恐らく戦時は全く知らず、何人かの証言で判断されていると思います。

 軍は命令を出していないと証言された方、私は部隊長として自決の命令を出していない方も居られると思います。しかし、其れも現実をみると全く部隊長として機能していなく、それが、本当の史実とは言えません。
 終戦直後のビルマ戦線で生き残って帰ってきた兵隊さんが、「自分の小隊長は士官学校ででなく叩き上げの小隊長だったので、全滅する所に部下を連れては行けないと、突撃命令を出さなかったから、生きてかえられた。」
と話していたのを聞きました。この話は聞いた話で真実かどうかは分かりません。当時としては変わった将校もいたとかも分からないと思っています。
 しかしこの少数と言うか一人の意見を取り入れ、多く民衆の意見や体験を握りつぶす。
 そして、其の教科書を何の疑念もなく教科書に採用する官僚の感覚が全く分からないのです。

 何だかんだと言っても日本は着々と昔のように軍事国家に変身しています。考えて見ると安保の日本の負担金や日本の防衛予算は、国民の生活を圧迫しはじめて、社会の中にはワーキングプアーなど低所得者が増え社会に貧富の差が大きくなり昔と変わらない時代になりつつあると感じるのです。

 現代人は軍があれば国民を守ってくれるという国家の宣伝を信用しているかも分かりませんが、軍隊は200%国民を守れません。
 集団自決、国民が狭い島の中で逃げまとっていると軍として戦えるない分かりきった話です。

 其れを証明する沖縄戦の史実の中に集団自決が書かれていると軍事国家を目指す政治家や官僚に都合が悪く、真実を歪めると言うことは、ひょっとすると、薬剤や社保庁
   
悪質の犯罪ではないでしょうか。


 先日、ヤメ蚊さんから頂いたTB井原・岩国市長

http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/297591015a1f8d856bfce1db9ef61661

難しいことは分かりませんが、国家に楯突く地方自治は札ビラでホッペタをたたく。
 考えてみましょう。軍隊は訓練の中で練度を上げていく、訓練は絶対に必要。戦時中の人間にはよく分かっています。
 しかし戦争をしないと決めた国家の一つの都市の上を訓練飛行でもし事故でもあれば、安保条約でも国民は守ってもらえないと言うことに成り、そのくらいは我慢せよと言うことは。沖縄の集団自決命令とあい通じる処が有ると思います。

 少し、こじつけに成るが、先日の1兆円の迎撃ミサイル岩国問題、Web上に対する国家の目に見えない圧力、軍事国家を感じる時代になってきました。